宅配買い取りにて、『ラファエルロ素描集 限定999部 岩波書店』を、お売り頂きました。
ラファエルロとは、ラファエロ・サンティのことで、一般的にはラファエロと呼ばれていますが、日本ではラファエル、ラファエルロ、ラファエッロなどと表記をされることがあります。
そんなラファエロは、レオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロ・ブオナローティと一緒に、盛期ルネサンスの三大巨匠と言われています。
ラファエロは、ダ・ヴィンチやミケランジェロと歳が離れていたからか、２人から多くの芸術を学び、大きく成長をしていきました。37年という短い生涯でしたが、それまでに多くの作品を残しました。
ラファエロは1483年3月28日にウルビーノで生まれ、父親の画家・宮廷詩人であるジョヴァンニ・サンティから絵画の教育を受けました。
ラファエロが8歳の時に母親がこの世を去ってしまい、11歳の時には父親も亡くなり、14歳か15歳の頃、近くのペルージアにあるピエトロ・ヴァンヌッチ（通称『ペルジーノ』当時ペルジーノは中部イタリアではとても人気のある画家だった）の弟子となったのです。
そして、1508年、ローマに向かいます。ここでユリウス二世の希望で、ヴァティカン宮殿の教皇居室の「署名の間」「ヘリオドロスの間」「火災の間」の装飾に取り組むことになりました。
この中でも、『署名の間』の「聖体の論議」「アテネの学堂」「パルナッソス」はルネサンス人文主義の頂点ともいうべき表現に至っています。
ラファエロには仕事が殺到をし、絵以外にも古代遺跡発掘の総監督や建築の設計をしていましたが、37歳という若さで世を去ってしまいました。ローマのパンテオンに遺骸が収められ、今でもその柩を見ることができます。
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