サンダーバード

宅配買取にてデアゴスティーニの『サンダーバード2号&救助メカ』(全巻揃)が入荷致しましたのでご紹介いたします。

未だにリメイクされて作品が放映されるなど、国内外を問わず高い人気を誇る『THUNDER BIRDS』。劇中に登場します魅力的なメカたちの中でも、最も人気のあります2号を作成できるキットとなっております。当然二号に格納されています救助メカも作成できます。大変好評だった為か80号で終わるところ、95号まで延長され作中未登場の設定だけ存在するメカなども作成できるようになっています。

サンダーバード2号はその洗練された機構などから本当に色々な作品に影響を与えたマシンの一つですね。発射シーンのシークエンスは何度見ても飽きません。時速8000kmという高速航行っぷりに側面に描かれています「THUNDERBIRD 2」の文字が映えます(大きさが変わるのはご愛敬)。後進に多大な影響を与え大人気だったのにも頷けますね。輸送する救助メカでは皆さんはどれが好きでしょうか? 私はやっぱりジェットモグラですかね、ドリルには浪漫が詰まっています。ちゃんと5話の『世界一のビルの大火災』回のように地面にドリルを突き立てることもできます! あの砂煙を巻き上げながら掘るのが本当にかっこよくてもう……。あの回は他にもジェットブルドーザーの活躍も印象深いですね。

冊子の方では各話解説の他にも、製作者であるジェリー・アンダーソンさんのヒストリーやサンダーバードに登場するのメカの詳細な解説が載っています。さらに不定期ではありますが池田憲章さんを交えたサンダーバードについての対談なども掲載されています。読めば新しい発見がきっとある、そんな紙面になっております。

憧れだったサンダーバード2号の全てが分かり手に入る、デアゴスティーニの『サンダーバード2号&救助メカ』のご紹介でした。


古書店三月兎之杜では今回のサンダーバード2号のようにデアゴスティーニの買取を行っております。 組み立て済みでもお値段をお付けすることもできる可能性がありますのでまずはお気軽にご相談ください。

詳しくは古書店三月兎之杜のデアゴスティーニの買取サイトを御覧ください。
LINEメールでも受け付けております。
デアゴスティーニのような数が多い方の為に出張買取や宅配買取もできます。
お電話の場合はフリーダイヤル:0120-996-50410-20時/年中無休)からお願いします。
ご連絡お待ちしております。

投稿者:usagi

ミステリ作家、千澤のり子先生の6月のエッセイは、中町信作品と友人Sの思い出となります。
先生曰く「いつかどこかで書こうと思っていた人が出てきます」とのお話です。
人生は色々です。是非、こちらのページからご覧下さい。
千澤のり子先生エッセイ第8回「記憶の中の作家 中町信


過去のエッセイはこちらです。是非ご覧下さい!
・第7回「ひかわ玲子先生のお宅訪問!
・第6回「装幀・装画のこと」(『本格ミステリ・ベスト10』原書房)/(羽住典子)
・第5回『21世紀本格ミステリ映像大全』執筆のこと(羽住典子)
・第4回「図書館」の無料放出本のこと
・第3回「火の鳥」(手塚治虫著/角川書店版)
・第2回「たんぽぽ館」の思い出(児童書専門書店)
・第1回「ミステリ作家 千澤のり子」

投稿者:usagi

ハイデッガー全集

哲学思想に関する古本を大量に宅配にて買い取らせていただきました。有難うございました。
今回はその中から『ハイデッガー全集』(創文社)ご紹介いたします。

20世紀最高の哲学者の一人、ドイツのマルティン・ハイデッガーの著作や講義を纏めたものとなります。

ハイデッガー全集 背表紙

ハイデガーのもっとも有名な著作『Sein und Zeit』こと、現在では『存在と時間』訳される『有と時』も勿論ございます。昔高校生くらいの時、自分も哲学書に挑戦した時がありましてハイデッガーにもチャレンジしましたが、日本語が書いてあるはずなのに全く意味が咀嚼できない……と、挫折してしまった記憶があります。今読んだらもう少しは理解出来ると思いたいですね。
さて『存在と時間』ではタイトルの通り「存在」とは? という事について思考した著作になります。そもそも「ある」ってどういう事なんだろうって話なのですが、夜寝る前などに、ふと考えだしたら寝れなくなりそうな疑問です。いまここを認識してる私たち人間の立ち位置とはどうなっているのだろう、からこの問題は始まります。なんだか既にややこしくなってきています。内容はとてもシンプルなのに考えてみると、これ程回答が難しい問題も中々ございません。
哲学は、こういったシンプルかつ明瞭な命題があってそれについて考えだすと無限に思考が深まっていくという所が個人的にとても面白いと思います。しばしば小難しい用語や理屈っぽい長い文章が出てきてゲンナリしてしまうことも多々あると思いますが、そこは一旦端に置いて、哲学に触れてほしいと思います。そういった意味でこの全集はとても良いものです。

ハイデッガー全集 背表紙寄り

ハイデッガーがフライブルク大学にて行っていたニーチェについての講義を纏めた巻もございまして、ニーチェ対ハイデッガーの対決を目にすることができます。講義が進んでいく毎にニーチェとの対決にとどまらず、形而上学全体と相対していく様は、読んでいるとありありと緻密な哲学者ハイデッガーの姿を見て取れると思います。
他にもハイデッガーは『純粋理性批判』で有名なイマヌエル・カントですとか『形而上学』のアリストテレスの講義も行っており、そちらについても全集に収録されております。著作だけでなくこういった講義も収録して頂けるのは有難いですね。著作にも当然人となりというものは出ますが、講義などの別形態ではまた違った顔が見えますからね。

ドイツの大哲学者マルティン・ハイデッガーの様々なものを集めた創文社『ハイデッガー全集』のご紹介でした。


 

古書三月兎之杜では哲学思想系の全集の買取を行っております。
ご相談は、 古書店三月兎之杜の全集買取ページ または、哲学思想書 買取のページを御覧ください。

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投稿者:usagi

GORO 全体

80年代のアイドル雑誌『GORO』(小学館/1980年~89年 96冊)をお譲り頂きました。どうも有難うございました。

当時、子供ながらにコンビニや書店でこの雑誌を見つける度に周囲を確認してから出ないと手に取れなかった苦い思い出が個人的にあったりします雑誌『GORO』、お目当てのアイドルが表紙になっていたりすると是が非でも欲しかったのです、母親の目が怖くて結局変えず立ち読みどまりで、そうでなければ偶然父親が買ってきて読み終わったのをこっそり回収するかくらいしか方法がありませんでしたね。アイドルのポスターが毎回ついていたので買ってもらえる子が羨ましかった……。

GORO 表紙

そんな『GORO』ですが、男性総合情報誌と謳っていただけあって、アイドルの特集以外にもその当時の風俗や流行なども載っており、今でも当時を知るための資料として有用だったりします。無論、当時はそんなこと考えもしたことないですけどねー。とにかく目当てのアイドルが載っているグラビアか、漫画くらいにしか興味がありませんでした。

GORO 中身
(あああ・・・、アンニュイな表情の松田聖子ちゃん)

ですが思い返してみると、そこでたまたま目についたF1の記事だったり、スカイラインの記事を読んでいて今こんなカッコイイ車に大人は乗っているのかとか思ったりもしていたので、案外後々様々な方面に興味を持てたのは雑多に記事を載せてくれていた『GORO』のお陰かもしれません。現在では出版不況の煽りを受けて雑誌というと何か一つの方面を専門的に扱った専門誌というのが多いですが、こういった総合的に情報を扱ってた雑誌がまた出てきてほしいんですが中々難しいんでしょうね。

GORO 表紙2

皆さんも様々な理由で『GORO』を当時読んでいたと思います。中々今目にすることは難しいとは思いますが弾には思い出してみて当時を懐かしんでみるのも良いのではないのでしょうか。時代を知る事もできる雑誌『GORO』のご紹介でした。


古書店三月兎之杜では時代を彩ったアイドルたちが載っている1980年代の雑誌の買取も行っております。
なにか気になる雑誌が見つかった際はまずはお気軽に当店にご相談ください。
古書店三月兎之杜の雑誌買取のページはこちらになります。

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ご相談心よりお待ちしております。宜しくお願い致します。

投稿者:usagi


書道のお手本書『日本名跡叢刊』(全101巻揃/二玄社)が入荷しましたのでご紹介いたします。

前回、中国の作品を載せたお手本書『書跡名品叢刊』をご紹介致しましたが、今回はそれの日本の作品版になります。日本の数多くの著名な書道家等の作品を収めた全101巻になります。

道風

道風書跡

 藤原行成、藤原佐理と並んで日本の三跡の一人とも称させる、和様書道の基礎を気付いた小野道風の作品を収めた巻です。どの頁を見ても、とても達筆で言葉を失って眺めてしまいます。ここまで達筆な道風も最初からこんなにも上手かった訳ではなく、むしろ下手で納得のいくものが出来ず、書道の道を諦めようとすら思っていたそうです。そんなある日、距離のある柳に諦めず何度も飛び移ろうと努力し、とうとう柳に飛び移った蛙を見て、自分も諦めずやり続けてみようと決心したという有名なエピソードがございます。ちなみにこれ、花札の11月札、『柳に小野の道風』の札のモチーフになった逸話なんです。弘法大師とも呼ばれた空海を苛烈に批判したりと気性の荒い人物だったとされる道風ですが、なんとも微笑ましいエピソードですね。道風はその輝かしい経歴からか神社(道風神社)に祀られてもいます。守護の神である産土神として祀られているので是非京都に観光などをした際は訪れてみてはいかかでしょうか。

烏丸光廣

東行記

 続いて江戸時代の書道家、烏丸光廣の『東行記』です。京都にある京都国際マンガミュージアムなども点在している有名な烏丸通から名前を拝借した公家、烏丸家の長男として生まれた光廣は退屈な公家の生活が嫌で、自分がもっとさらけ出せる書道家になりました。さてこの『東行記』、名前の通り「あずまくだり」という段がある有名な『伊勢物語』に影響されて作られているのですが、歌や詩だけでなく、なんと絵が添えられた旅行記となっています。当時、京都から江戸までは大体2週間はかかる長い旅路だったようです。その旅路を綴ったものですが中々特徴的な崩し字で少し読みにくいかもしれません、しかしその道中模様を絵を添えてくれているのでグッと情景が分かりやすくなっていると思います。今の旅ブログとかのご先祖さまですね。光廣は仮名草子を書いていたりもしていたらしいので、絵を載せた方が分かりやすく読んでくれるという事を知っていたのかもしれません。

日本の古典としても興味深く読める書道のお手本書、二玄社の『日本名跡叢刊』のご紹介でした。みなさんも是非お手に取ってみてください。


古書店三月兎之杜では今回の事例のような書道、篆刻/印譜に関する専門書の買取も積極的に行っています。
買取事例・買取のご相談は古書店三月兎之杜の書道本買取ページをご覧ください。

メールでの買取依頼はこちらからできます。
写真を送るだけの簡単お見積もりをご希望の方はらくらくLINE査定ページより
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ご連絡、心よりお待ち申し上げております

 

投稿者:usagi

神奈川県相模原市の茶道家のお師匠様より、『茶道名器鑑』(全6巻揃/求龍堂/限定1000部)をはじめ、出張買取にて蔵書を多数にお売り頂きました。
事前にお電話で大まかなお見積をさせて頂いておりましたので、「当日は安心してお取引をさせて頂きました」とのお言葉も、お客様より頂戴致しました。こちらこそ大切なご本を有難うございました。
それでは、早速にご紹介させて頂きます。

茶道名器鑑

 美術書の老舗、求龍堂から出版されました茶道に関連する全ての品を網羅した書籍です。

 まず分厚さと大きさが凄いことになっています。品を大きく鮮やかに載せなければならない美術書籍系の宿命ではありますがいやはや、それにしても大きいご本です。

茶道名器鑑中身

 箱を開けて見てみると、一冊の本に製本されているわけではなく冊子状に分かれているのが箱に収められています。流石にこの大きさと厚さで綴じても、自重ですぐにバラバラになってしまうだけでしょうから良い判断だと思います。こちらの方が軽くて見やすいですし。

 茶道名器鑑 はじめに

 本書が編纂された経緯が書かれています。随筆家でもあった茶人、高橋箒庵さんが残した『大正名器鑑』という偉大な書籍が既に存在していますが、その存在の偉大さを認めつつも流石に時代が進み情報の更新の必要があった為と記してあります。

目次

 目次を見て頂ければお分かりになるとは思いますが、載っているのは茶器だけではありません。和歌の載った巻物等を適当な大きさに切り取った歌切や墨蹟、絵画も含め10種目が収められています。茶道に使う道具は当然として、なぜ他の茶道とは関係がないように見える品まで載っているのでしょうか。それは茶道という文化が日本の他の文化とも密接に交わっていたからに他ならないと思います。

歌切

 こちらの歌切、書かれているのは古今和歌集より紀貫之と在原元方、読み人知らずの歌です。茶道と和歌の関係は切っても切り離せないものがあり、あの茶道を大成させた千利休などの茶人は、茶道の精神性を説明する時、多くの言葉を用いることよりも和歌を使っていました。利休も藤原家隆の歌「花をのみ待つらん人に山里の 雪間の草の春を見せばや」を引用することで、自分の茶道に対する精神性や感覚を説明しています。茶道の侘び寂びという概念は確かに和歌の中にも存在しているものと思います。写真の読み人知らずの歌「はるがすみ たたるやいづこ みよしのの よしののやまに ゆきはふりつつ」も読んでいると、どこか地味で空虚な心持を感じさせます。それがそのまま茶道の全てを表現しきれているとは思いませんが、どこか通ずる部分があるように思います。
 絵画であれば狩野派をはじめとして多くの茶の湯の絵を残しています。こうやって茶道も日本の多種多様な文化に交わって発展してきた文化であるな。と読んでいると強く思いますね。

 

茶道を多角的に見て、色々なことに気付かせてくれる美術書、『茶道名器鑑』のご紹介でした。お譲りいただき本当にありがとうございました。
(前回の『茶道名器鑑』のご紹介はこちらからご覧ください)。


陶器、陶磁器関係のご本を整理されます時は、ぜひ古書店三月兎之杜 陶芸・陶磁器買取相談ページをご覧下さい。

メールでのご相談場合は、こちらのお問い合わせページから
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お電話でのご相談場合は、フリーダイヤル:0120-996-5041020時/年中無休)まで宜しくお願い致します。
皆様からのご相談お待ちしております。
どうぞ宜しくお願い致します。

 

 

投稿者:usagi

『新釈漢文大系』(全121巻揃/明治書院)が全巻揃いで入荷致しましたのでご紹介いたします。(前回の『新釈漢文大系』のご紹介記事はこちらになります。)

新釈漢文大系全巻

 高等学校の教科書を出版している事でも知られている老舗出版社明治書院から、つい最近に完結となりました『新釈漢文大系』の全121巻揃いとなります。全巻揃いというのは大変珍しい貴重なものとなります。(実際は120冊をお譲り頂きましたので、最後の121冊目は弊店で新本を補充しました)。
 足掛け58年という大変長い期間刊行し続けました1大シリーズ。中国の古典を全て網羅したその熱意と根性には尊敬しかありません。最終巻発行記念に公式サイトの方では、NHKにてアニメ化もされました中国古典の『史記』を基にした大ヒット作品『キングダム』の作者、原 泰久さんからのコメントも掲載されております。

 さてこの『新釈漢文大系』、「漢文」という言葉に拒否反応が出てしまう方もいらっしゃるかもしれません。しかし、こちらは作品の訳だけでなく、その作品の成立の背景から丁寧に解説を載せてくれていますし、本文も大変見やすい段組みがなされています。自分も高校時代に1冊もっておけば漢文をもっと好きになっていただろうと思います。

大戴礼記表紙

中身

 例えば、こちらは周末、秦、漢の礼の制度、礼家の説を集めました『大戴礼記』の巻になります。本来は85編を収録していたらしいのですが残念ながら現存しているのは40編だけらしく、それらが載っています。題意から丁寧に解説されています。これは孔子が説いた礼についての一節ですね。余白も多く文字による圧迫感もない大変疲れ難い配慮のなされたレイアウトになっています。礼とは防波堤のように先んじて対処をしているもので、一度古い礼を蔑ろにしてしまうと滅びの道に通じてしまうという事を、具体的な礼の内容を出しながら例えも交えて述べています。今でも古い風習などを一新を推し進めすぎて大事なところを無くして、おかしくなってしまうという事は多々ある事で現代にも通ずることではないでしょうか。

孔子家

孔子家語中身

 そしてそして、「子曰く」という単語で度々色々な作品に登場する孔子、彼の関連する作品で恐らく一番有名な作品『論語』から漏れてしまった孔子一門の説話を集めました『孔子家語』の巻、こちらは解説にてこの作品の信憑性について細かく触れています。こういった丁寧な作品解説があると理解が深まりますね。

最終巻

最終巻中身

 ちなみに『論語』で始まった『新釈漢文大系』の最終巻である120巻目(1冊は別巻)の内容はと言いますと、上記にもありますが『キングダム』の元になった『史記』の最終巻となっています。なんと最後には人名地名語句で引くことのできる列伝索引まで完備と至れり尽くせりの内容となっております。

中国古典の全てが手に入る明治書院『新釈漢文大系』全巻揃のご紹介でした。


今回のような専門書を三月兎之杜では積極的に行っております。
ご相談はこちらの古書店三月兎之杜 専門書買取のページよりお願いいたします。

メールでの買取依頼をご希望の方はこちらの方から
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皆様からのご連絡、ご相談を心よりお待ち申し上げております。

投稿者:usagi

古書店三月兎之杜では、増永静人先生が創設され、現在はご子息の増永晴彦先生が代表を務める、医王会指圧センターより委託を受け、『スジとツボの健康法-生命のひびきー』(潮文社/出版社廃業により在庫限り)を販売しております。
→詳しくはこちらの販売案内ページをご覧下さい

告知後、他の著作の取扱についてのお問い合わせを多数頂いておりますので、現在の増永先生関係の書籍、医王会扱いの書籍をご案内させて頂きました。
ご興味のある方は、是非医王会指圧センターまで、FAXにてお問い合わせ下さい。

書名 出版社  価格(円) 
症状別家庭でできる指圧 医王会   2,000  
(字を大きくし読みやすくしました。コピー製本版)
図解 病気を治す指圧入門 医王会   2,000  
(字を大きくし読みやすくしました。コピー製本版)
指圧療法 創元社  3,456 
経絡指圧治療百話(カルテの余白) 医王会  1,600 
スジとツボの健康法(生命のひびき) 潮文社  1,296
家庭指圧技術講座①~④  医王会   品切れ  
(通信教育用に書かれたもの)[全4巻]
指圧(プロのための再教育用の書) 医道の日本社  4,104 
経絡と指圧(経絡理論と哲学) 医道の日本社  4,536 
イメージ健康体操・経絡体操(気の健康法) 医王会  4,000  
(通信教育用に書かれたもの。コピー製本版)
イメージ健康体操全型52タイプ一覧表(白黒版) 医王会    800
 500 
[大:84×59.5㎝]
[小:42×29.7㎝]
全身12経 経絡指圧診断治療要図(カラー版) 医王会    6,000 
 4,000 
[大:103×72.8㎝]
[小:43×30.5㎝]
全身12経版 切診の手引(証診断解説書)[全24頁] 医王会  1,000 
臨床心理学序説(コピー製本版) 医王会  2,500 
按摩手引(全)/藤林良伯著/増永静人解説 医道の日本社  絶版 
按腹図解(全/太田晋斎著/増永静人解説 医道の日本社   1,620  
(復刻版/社会福祉法人桜雲会・発行)
導引・不老長生の仙術/大黒貞勝著/増永静人解説 エンタプライズ  品切れ 
指圧療法原理 第一出版  絶版 
指圧療法臨床 第一出版  絶版 
子供のからだは蝕まれている(共著) 柏樹社  絶版 

※価格は消費税込です(送料別途)。
※2018年5月31日現在の状況です。
※(お願い)
必ず最新の情報を医王会指圧センターのサイトにてご確認下さい。


●ご注文・お問い合わせは、医王会指圧センターまでFAXでお願い致します(クリックで医王会のサイトへ移動します)。

注文用紙
(画像右クリックでPDFファイルが開きます。保存の上、注文にご利用下さい。この金額は2018年5月31日現在です。
ご注文前に医王会指圧センターのサイトにて最新の販売価格をご確認下さい
)。


●医王会指圧センター
〒110-0015
東京都台東区東上野1-6-10 ARTビル5F
TEL/FAX 03-3832-2983 
http://www.iokai.co.jp/

投稿者:usagi

 
二玄社書跡名品叢刊 全209巻揃』を買取入荷させて頂きましたのでご紹介します。(前回の【『書跡名品叢刊 全209巻揃』のご紹介記事】はこちらです

 タイトルにもありますが、なんと全二209巻というボリュームになります。書道のお手本を掲載したものとなり、題材は書道の本場、中国の作品です。後には合訂版として全28巻に纏まった物も出ましたが、こちらの方が大きくかつ詳細に分かれていてページ数も少なく、お手本として見やすのではと思います。

書跡名品叢刊 表紙

 書跡名品叢刊中身

 書道史でもっとも有名な王義之(おうぎし)の『蘭亭序』の巻も勿論存在しています。個人的に書道といわれると、草書体をイメージする方も多いのではないかと思います。しかし、この蘭亭序は行書体、所謂よく目にする形の文字で初めて目にする人でも取っ掛かりやすいのではないでしょうか。

 書跡名品叢刊解説

 書跡名品叢刊文章

 最後には今巻に収録されている作品と解説が載せられています。返り点はありますが書き下し文が無いので少々読むのに苦労しました……。
 『蘭亭序』とは、「序」とあるように王義之が書いた『四二名が集まり曲水の宴を催した際に作った詩を集めた詩集の前書き』の事で。日本の作品で挙げるならば紀貫之が書いた『古今和歌集仮名序』と言えば分かりますでしょうか、「やまとうたは~」で始まるあれですね。実はこの蘭亭序は清書したものではなく草稿であるそうです。自分もよくあります適当にやった時の方が力が抜けて逆に綺麗にできてしまった。という事なんでしょうが、達人でもそうなってしまうのはいやはや。文字が美しいのは勿論のこと、それだけでなく文章もまた一級品であります。後半部の今回詩集を作るにあたっての想いを書いた部分は、今日私たちが作品を残したいと想う気持ちと何ら変わりのない真っすぐなものです。「雖世殊事異。所以興懷。其致一也。後之攬者。亦將有感於斯文。(何もかもが移り変わったとしても、心に深く感じるという事はだいたい一つに繋がっています。後世の人々がこれを読んで何か感じることがあるだろうと信じています)」最後の方のこの文のように、時代が違う自分が今この文章を読んで感慨にひたってしまっています。

 他にも独特な力強さのある明の書道家王鐸の巻や、孔子廟草創期での供物関する記述があったりする歴史的資料価値もある「乙瑛碑」の巻もございます。書道の見本だけでなく読み物としても大変興味深い、『書跡名品叢刊』全209巻揃のご紹介でした。


古書店三月兎之杜では今回のような書道、篆刻/印譜に関する専門書の買取も積極的に行っています。
買取事例・買取のご相談は 古書店三月兎之杜の書道本買取ページよりお願い致します。

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投稿者:usagi

アイドル

 『GORO』や『平凡パンチ』、『デラックスプレイボーイ』など 八十年代アイドルの載った雑誌を買い取らせて頂きましたのでご紹介致します。(過去の昭和アイドル雑誌の買取のご紹介はこちらから)

 表紙には山口百恵さんや松田聖子さん、河合奈保子さんなど今でもご活躍をされていたり、名前を耳にしたりする錚々たる方々です。他にも『明星』付録の『YOUNGSONG(ヤンソン)』や『DELUXE マガジン』もございます。私店員Mは九十年代生まれでその当時の熱狂というものは体験していませんがとても熱を持っていたものだったのだなと、表紙を眺めているだけでもその熱さを感じられます(←本当に凄かったんですよぉ!リアルタイムで体験した店長より)。現在も現在でアイドルブームは起こっていますが、今はグループとしての複数人活動が大勢を占めていて、当時のソロ活動がメインの時代はやはり毛色が違うもので同じアイドルという括りでもこんなにも違うのは面白いなぁと思います。
松田聖子グラビア
 松田聖子さんのグラビア、 シンプルな青い水着で砂浜をはしゃぐような笑顔を見せる構図なのは『青い珊瑚礁』を意識したものでしょうか 、心なしか写真のアオリ文も歌詞のような文章になっています。今でも時々耳にする名曲と松田聖子さんの持つ元気なイメージを前面に押し出した良いグラビアページになっています。
 
山口百恵グラビア
 続いて、山口百恵さん。現在は引退してしまってメディア露出が全く無くなってしまった方ですが、引退ライブでのマイクを置いてステージを去っていったエピソードは今でも様々なアイドルが印象的な引退パフォーマンスのはしりとして今でもなお語り継がれていますね。最近でいえばももちこと嗣永桃子さんがラストライブでファンからの応援をキャッチする為に使う左手の小指を曲げて、普通の人に戻りますというパフォーマンスをされていたことを思い出します。松田聖子さんのグラビアとは対照的にどこか影を感じる構図になっています。ストイックな印象のある山口百恵さんのイメージにぴったりで良いですね(それにしても少々過激な写真になっていますね……)。
 
 時代時代で人々の記憶に残るきらめいた存在であるアイドル達が載っている、当時のことをうかがい知る事が出来たりする雑誌のご紹介でした。

 
古書店三月兎之杜では時代を彩ったアイドルたちが載っている雑誌のご依頼も心よりお待ちしております。
なにか気になる雑誌が見つかった際はまずはお気軽に当店にご相談ください。
 
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ご相談心よりお待ちしております。宜しくお願い致します。

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東洋陶磁大観

東洋陶磁大観』(全12巻揃/2000部限定/講談社)をお譲り頂きましたので紹介致します。
(ご成約済です。有難うございます。)

 世界の名だたる美術館や博物館に所蔵されている世界でも高く評価されているアジアの陶磁を収めた一冊です。あのロゼッタストーンで有名な「大英帝国博物館」や現在日本の名古屋の姉妹館で最後の特別展を行っている「ボストン美術館」、勿論日本の「国立博物館」の巻もございます。日本であれば有名なところであれば、東京上野にある「国立博物館」や大阪の「東洋陶磁美術館」で鑑賞できるでしょうが、如何せん時間がなかったりと中々足を運べない人も多いのではないでしょうか、そんな時にこの本を開けばゆったりお家で素敵な焼き物を眺めることができます。

 美術品としても有名な陶磁器ですが私たちの生活でも未だにご飯茶碗に使われたり生活に密接に関わってきているものですよね。その「陶磁器」という言葉、英語で中国を意味する「China」はもともと「陶磁器」を意味する言葉だったのです。そこからも分かりますが世界から見ればアジアといえば陶磁器というくらいに有名な物だったのですね。
 陶磁は「陶器」、「磁器」、「せっ器」、「土器」の四種類に大別することができるそうです(ただし、国によって微妙に区別が異なるようです)。四者四様、温度から土の素材まで様々な差異があの様々な文様や色を出します。その分量や温度の緻密な調節は、高度な科学技術と遜色無いといっても過言ではないでしょう。『帰宅部活動記録』はじめ創作作品にて、よく途方もなく高価な品物としてネタにされる、世界に三つしか現在存在していない「曜変天目茶碗」は陶器にカテゴライズされます。歴史の教科書でお馴染み須恵器もこの陶器に日本では含めることもあるようです。

 

東洋陶磁大観はじめに

 各巻の冒頭にはその美術館の館長からの言葉が載せられています。写真はペルセポリスからの発掘品等を展示しているテヘランにあるイラン国立考古研究所所長さんからのお言葉ですね。全編大きく鮮やかに写真が掲載されていますがそちらは講談社さんの優秀なスタッフのお仕事らしく、とても真摯な感謝の言葉を述べられています。こういったとても壊れやすいものを幾つも扱わなければならないのは、とても精神をすり減らす繊細な作業の連続だったと思われますしその苦労が窺えますね。

東洋陶磁大観ページ

 見開きページで右に大きく美術品の写真が載っています。かなり大きいサイズなので美術品の傷なんかもくっきり映っていますね。左に大きさや名前、出土場所、年代といったデータが記されています。ページに余計なものが一切ないので視界に入るのは美術品の写真とデータのみ、読んでいると、小さな美術館の中、展示品を見回っている感覚に陥ります。

 家で美術館を巡っている気分になれる『東洋陶磁大観』のご紹介でした。


 

古書店三月兎之杜では今回のような美術、芸術、文化といった書籍も買い取らせていただいています。
詳しくはこちらの古書店三月兎之杜 陶芸・陶磁器買取相談ページをご参照ください。

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ドゥーパ全部
 DIY(Do It Yourself)の専門誌、週末DIY・手作りライフマガジン『ドゥーパ!』を100冊以上お譲り頂きました。どうも有難うございました。
 最近なにかと流行りのDIYを専門に扱った雑誌です。最新号ではアニメ『ゆるキャン△』でも話題になったキャンプ飯にかかせない道具の特集をしていますね。
ドゥーパ
 DIYを謳っているだけあって、ありとあらゆるDIYのコンテンツを特集しています。自分も本やモノが多い部屋なので度々収納を考えてDIYにトライしてみるのですが、なかなかやる気や道具の問題などで頓挫してしまいます……棚作りのコツなんかもたくさん乗っていたりして、これを読んでやればきっちりできそうです。 それにしてもどの表紙も楽しそうな人々が写っていて、やっている時はほんとに時間を忘れて没頭してしまうくらい楽しいものだということが一目で分かってまたやりたくなってきてしまいます。
ドゥーパdvd
 ピザ窯を自宅に作成して置くとなると、かなり大掛かりなことになりそうですが、それもがっつり制作方法を教えてくれるそうです。ご丁寧にDVDが付属していますので静止画では伝わりづらいところもこれでバッチリ作成方法が分かりますね。よく組み立て式の家具を買ったりした時に紙の組み立て説明書を見ながら組み立てをしますが、絶妙にかゆい所に手が届かなかったりして上手く制作できなくてヤキモキしたりしまいがちですが、そういった経験を顧みて映像付属してくれているんでしょうか優しいです。
 
 休日等に一日中熱中して何かを成し遂げた感覚を味わう事が出来るDIY、いざ初めてみようとしても何からすれば良いかわからない。そんな時に一つの指針になる雑誌『ドゥーパ!』のご紹介でした。皆さんもトライしてみてはいかがでしょうか。

古書店三月兎之杜では雑誌の買取を積極的に行っています。今回のように大量の冊数はむしろ大歓迎です。ぜひお気軽にご相談ください。 。
ご相談の際、雑誌の種類、年代によって買い取り金額が大きく変わってまいりますので、【雑誌名】、雑誌の大まかな【年代】、【冊数】をお教え下さい(冊数が多い場合は、雑誌名や年代がわかるようにお写真を撮って頂き、添付してくださればOKです)。
 
買い取りのご相談は、古書店三月兎之杜の雑誌買取・月刊誌買取ページよりご相談下さい。
 
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皆様のご相談を心よりお待ちしております。
是非宜しくお願い致します。
 

投稿者:usagi

全体 
 アシェット『世界の貨幣コレクション』が入荷致しましたのでご紹介します。(その他のアシェットの買取事例はこちら
 通貨を知るというのはその国の歴史や風土を知るために重要な手がかりであったりもします。通貨は物々交換の煩わしさから開放されるために生み出した人類の偉大な発明品の一つです。通貨はその国を表すものがモチーフになったりして鑑賞用として眺めるだけでも楽しいものですよね。自分もつい首里城が綺麗に印刷された二千円札とか使わずに大事に取っておいてしまったりしてしまいます。そんな様々な通貨を実際に眺めることが出来ます。
 貨幣コレクション図鑑
 ズラッと並んだ硬貨は見ていてリッチな気分になってきます。解説の本の方では柄ごとにジャンル訳など分かりやすい分類がなされていたり、各通貨に描かれているモノの簡単な解説も載っています。日本の百円玉であれば桜であったりと植物をモチーフに、アメリカのドル札であれば大統領が印刷されていますが、水生生物のものがあるのはこれを見まして初めて知りました。日本は世界でも屈指の魚を食べる民族だと思いますが仮に日本でモチーフにすることがあれば何になるんでしょう、海外では悪魔扱われて恐れられて全く食べられないらしいタコとかでしょうか?
 貨幣コレクション
 お金の始まりから丁寧に解説してくれています。画像もフルカラー大きく載っているので細かいところまで分かりやすく見えます。
 貨幣コレクション解説
 お金に対する疑問について答えるコーナーもありました。言葉や単語を知ってはいるけど実際のところは……といった疑問や「円はどうして円と言うのか」などちょっとした疑問にも答えてくれています。
 貨幣コレクション日本
 各国の通貨史についても解説がなされています。勿論日本もあります。富本銭とかは懐かしいですね、歴史の授業で習ったことを思い出します。戦国時代の有名な武将武田信玄が日本で初めて通貨単位を導入したようです、皆さんは知っていましたか? 
 
 世界のお金がぎっしり詰まったアシェット『世界の通貨コレクション』のご紹介でした。

古書店三月兎之杜では古書、専門書に強いのは勿論、このような分冊百科も積極的に買い取りさせて頂きます。今回の『世界の貨幣コレクション』も買取事例の一部です。
なにか気になるものが眠っていましたら古書店三月兎之杜アシェット・イーグルモス・デルプラド買取相談ページまで宜しくお願い致します。
 
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どうぞ宜しくお願いします。

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ミステリ作家、千澤のり子先生の今月のエッセイは、SF/ファンタジー作家の、ひかわ玲子先生のご自宅訪問記になります。
どのようなご本があるのでしょうか。皆様ご興味津々かと思います。
詳しくは、こちらのページからご覧ください!
千澤のり子先生エッセイ第7回「ひかわ玲子先生のお宅訪問!


過去のエッセイはこちらです。是非ご覧下さい!
・第6回「装幀・装画のこと」(『本格ミステリ・ベスト10』原書房)/(羽住典子)
・第5回『21世紀本格ミステリ映像大全』執筆のこと(羽住典子)
・第4回「図書館」の無料放出本のこと
・第3回「火の鳥」(手塚治虫著/角川書店版)
・第2回「たんぽぽ館」の思い出(児童書専門書店)
・第1回「ミステリ作家 千澤のり子」

投稿者:usagi

二〇巻を超えるボリュームの『ドストエーフスキイ全集』(全21巻揃/河出書房新社)が入荷致しましたのでご紹介させていただきます(新潮社版ドストエフスキー全集買取のご紹介はこちらへ)。

今日でも新訳がたびたび発行される作家ドストエフスキー、最近でいえば、映画も放映されましたアニメ『文豪ストレイドッグス』にフョードル・ドストエフスキーとして登場していたので記憶に新しい方もいるのではないでしょうか。他にもニンテンドー64用ソフト『罪と罰 ~地球の後継者~』のようにタイトルに使われたり、フジテレビで五年ほど前に『カラマーゾフの兄弟』が映像化されるなど、様々なメディアで彼の作品を目にしているのと思います。今回はそんな大作家の著作が丸ごと全部収められた全集をご紹介いたします。

ドストエフスキー全集

激動の時代を生き、書き記したその全てが納められた全集で、『罪と罰』や『白痴』などの作品の終わりには作者本人の創作ノートが一緒に纒められており、作者や作品を深く理解するうえで大事な手掛かりになるものと思います。中を見てみると非常に緻密に場面設定や登場人物の心情が膨大に書かれており、これだけで既に作品になっているような印象を受けます。作品を作る上でどこまでプロットを細かく緻密に書くかは作家それぞれだとは思いますが、これは非常に詳細かつ緻密にセリフまで丁寧に書かれているのは中々無いかと、ここまでとなると畏敬の念を抱かざる負えません。

罪と罰全集

他にも友人や親族などに送った書簡など、ありとあらゆる彼の書いた文章が収録されており当時の混乱しつつあったロシア帝国の社会不安など混乱した世相、彼を取り巻く環境や交友関係を知る事ができます。数多く妻へ送った書簡が登場しますが、どれも長く事細かに自分の現状を語っており、なんだか寂しがりやの子供に見えてきて微笑ましくなります。かと思えば、事務的に簡潔明瞭書かれた文章ではとても鋭く返答していて頭のキレる観察眼の優れた人物である面を覗かせたりもしています。また共通して文面の始まりは、相手の事を敬愛していますと様々な語句を用いて表明してから始まっているのは、礼儀を重んじる人なのだなと分かります。
ここまで膨大に収められた書簡はもはや手紙という枠を超えて他作にも負けない良質な作品の域に達していると読んでいると感じます。小説を読んだことがある人は多いと思いますが、その作家の手紙を読んだことがある人は少ないのではないでしょうか、小説よりもさらにダイレクトにかつ生々しく心情が書かれているものですし、作家の日常が他の人と大して変わりなかったり、はたまた奇想天外なものであったりと、作家の人となりが分かったりするので、結構おすすめです(一つ一つの文章量も短いですしね)。

ドストエフスキー全集

生涯や作品解説が乗っている副読本として活用できる別巻の研究本もございます。第一部の「生涯」はまるで物語のようにとうとうと書かれ、時代を分け章だてているので非常に読みやすいものとなっています。自分もこれを読んで初めてドストエフスキーが雑誌の編集社に務めている事を知りました。そこで働いていた結果どんどん感化され、医者に止められていた執筆活動を始めてしまうとあり、本当に書かないと生きていけない人だったのだなと改めて彼の凄さを痛感させられます。毎回自分の発作の起こる状況を書き留めて確認までしているのに、なお書こうという執念には尊敬を通り越して恐怖すら覚えます。
第二部の作品解説は当時の書かれた背景から説明が始まるので、各作品を読む前に先にこちらを読むのもいいかもしれません。例えば彼の代表的な作品である『罪と罰』の着想は一八五九年に辺りに始まり、そこから足掛け六年もの間、書くために必要な情報を収集していたとあります。彼がどれだけ世界と時代を観察し、体験した事を『罪と罰』という作品の中に詰めているか、これだけでも並大抵のものではないと分かっていただけるかと思います。
ここまで書いていると、何もかもを見つめた万能の観察者の様に映ってしまいそうですがドストエフスキーにもあまり目に入っていなかったものもあります。それは「自然」です。『白夜』の作品考察の頁には、彼は不幸な人間の観察に没頭していて自然というものにはあまり目を向けていなかった。ということが、作品の文章の引用等から明らかにされています。そう書かれているの目にすると確かに、彼の作品では豊かな自然というもの目にした記憶はありません。こういった情報を頭に入れて読んでみると作品が違った見え方をしてきてより豊かな読書体験ができると思います。

別冊

いつの時代でも多くの人々に読まれる稀代の作家ドストエフスキーの全てが様々な角度から分かる全集、『ドストエーフスキイ全集』のご紹介でした。


古書店三月兎之杜では文学全集を積極的に買取させて頂いております。
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皆様からのご依頼心よりお待ちしております。

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