仏教書『顕浄土真実教行證文類』買取のお知らせ(再掲)

前回の『顕浄土真実教行證文類』買取ブログを御覧頂きましたお客様より、今回も同じく『顕浄土真実教行證文類』(全6帖+解説揃 桐箱入/便利堂/教行社)を買取させて頂きました。有難うございました。

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(写真は前回の本を流用しております)

歴史の教科書では『教行信証』という名称でお馴染みの、親鸞が執筆したとされる浄土真宗の根本聖典に当たる宗教書です。
現存している親鸞の筆跡が残っている坂東本は国宝に指定されています。こちらは修復作業をした結果、多数の重要箇所への印がされているのが発見されています。今も昔も教本に〇付けて何度も読みエスということは行っているんですね。
この坂東本は保管されていた浅草別院が関東大震災に被災し、焼け落ちてしまうという受難にあっています。幸い、適切な保管や判断のお陰で焼失は免れています。文化財というのは木造の寺社仏閣に保管されていることも多いので、この辺の自然災害等は大変です。東日本大震災でも数多くの文化財が被害にあってしまっておりますし、難しい問題です・・・。

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『教行信証』は全6巻から構成されております。どの巻でも歓喜の声が記されており、「よろこばしきかな」で始まり「よろこばしきかな」で終わるとまで言われています。とくに有名な言葉は総序の「難思の弘誓は難度海を度する大船、無碍の光明は無明の闇を破する慧日なり。」でしょうか。『釣りバカ日誌』などで有名で、親鸞の映画も撮っている三國連太郎氏も感銘を受けた言葉だそうです。意味は「この苦しい人生を明るく素晴らしいものにしようとする阿弥陀仏の本願は荒波の海を渡す大きな船のようなものだ」という意味です。浄土真宗の心理を表したような言葉だと思います。他にも心に残る言葉がたくさん出てくるのが『教行信証』です。

親鸞の書いた根本聖典でもある貴重な限定『顕浄土真実教行證文類』(全6帖+解説揃 桐箱入/便利堂/教行社)をお譲りいただいて本当にありがとうございました。


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