今から11年以上前、ツイッターユーザーがまだそんなにいなかった頃の出来事です。 ある日、「大学の講師がミステリの解説を書いているすごい評論家らしい」というツ…
ようこそ! ここは古書店三月兎之杜から本好きの皆様へ贈るページです。
活字離れと言われる世の中、まだまだ読書には無限の奥深さがあります。
その奥深さを一緒に体験致しましょう!
今回はミステリ作家であり評論家としてもご活躍中の千澤のり子先生にご登場頂きました。ミステリファンの皆様は勿論、全ての本好きの皆様へのプレゼントです。
どうぞお愉しみ下さい!
(月1回の連載を予定しております。掲載いたしましたらツイッターやブログでご報告致します。是非フォローお願い致します!)
『暗黒10カラット』あとがき|第52回 千澤のり子 エッセイ
2月に新刊『暗黒10カラット 十歳たちの不連続短編集』(注1)が発売されました。私にとって5冊目の単著になります。アンソロジーに収録された作品、探偵小説研…
『神保町で遊んだ話』|第51回 千澤のり子 エッセイ
年のはじめ、ミステリ関連のかなり年下の友達が上京しました。コロナ禍に入ってから、ネットを通じて親しくなった方です。どこの誰とも分からない方と趣味の話だけで仲良…
『2022本格ミステリベスト10』|第50回 千澤のり子 エッセイ
昨年末、『2022本格ミステリ・ベスト10』が発売されました。 初めてこのムック本の存在を知ったのは、98年度版です。仕事帰りに池袋西武内の書店で『このミステ…
たゆまないこと|第49回 千澤のり子 エッセイ
数年前から、自分は更年期に入っているのだと痛感しています。年を重ねることに抵抗はありませんが、心身のバランスの崩れをどうにかしたいものです。 心が不調のとき…
日常以外の交友関係|第48回 千澤のり子 エッセイ
2016年から約2年半、葛飾区の囲碁同好会に足を運んでいた時期があります。仕事や生活とまったく関係のない非日常の場で過ごすことが楽しくて、私は月に2回の活動に…
鏡の国のアリス|第47回 千澤のり子 エッセイ
幼少の頃、「すくすくレコードブック」で『不思議の国のアリス』を聴いてから、ずっとアリスの世界に惹かれています。 なのに、もうひとつのアリスのお話、『鏡の国の…
きものはじめ|第46回 千澤のり子 エッセイ
ごくたまに、ツイッターで、「人生を変えた本」というハッシュタグを見かけることがあります。「影響を与えた」「支えになった」「道を決めた」本ならありますが、「変え…
書き手による有志団体|第45回 千澤のり子 エッセイ
先日、昨年から所属している団体「北海道ミステリークロスマッチ」に提出する短編小説を書きました。年に一度のイベントで、締切日と枚数の規定はありますが、ミステリー…
北海道の思い出|第44回 千澤のり子 エッセイ
先日、台湾のホラー、ミステリ作家・既晴さんのインタビューを行いました。 既晴さんは、北海道ミステリークロスマッチのお仲間です。インタビューでは北海道とのつな…
古書店三月兎之杜より執筆者のご紹介
-新刊『暗黒10カラット-十歳たちの不連続短編集-』発売中!-
2007年に二階堂黎人氏との合作『ルームシェア 私立探偵・桐山真紀子』にてデビュー(当時は宗形キメラ名義)。その後は単独名義にて『マーダーゲーム』『シンフォニック・ロスト』(以上講談社)を発表。なお講談社ノベルスの公式WEBサイト「あとがきのあとがき」では、『シンフォニック・ロスト』執筆時のご苦労話が読めます。
2017年にの単著三作目『君が見つけた星座 鵬藤高校天文学部』(原書房)を上梓。ほかに共著として『人狼作家』(原書房)『サイバーミステリ宣言!』(角川書店)『平成ストライク』(角川文庫)など。
ミステリ作家としてご活躍の一方、羽住典子名義で評論家としても精力的に活動中。
所属する「探偵小説研究会」では『本格ミステリ・ディケイド300』、『本格ミステリ・ベスト10』(共に原書房)の編纂にも携わられております。
Twitterアカウント: @noriko_c