『ターベルコース・イン・マジック』(全8巻揃/テンヨー)を東京都新宿区より宅配にて買取させていただきました。
(2017年の買取例として、こちらも是非ご覧ください。)
今回、お売りいただきましたご本は、『ターベルコース・イン・マジック』全8巻揃。そもそも”ターベル”とは、実は、人の名前なのです。初めてこの書に出会った頃は、マジシャン用語と思っていました。
そして、こちらのターベル博士と称されるほどのターベル氏の本名は、”ハーラン・ターベル”さんです。
版権所有者である、”ルイス・タンネン”氏は『ターベルコースインマジック』に対してかなり賞賛しており、次のようなコメントを出しております。
「ターベルコースの価値はプロマジシャンから初心者まで、すべての人に認められているものです。ターベル博士がこの講座にかけた労力は、不朽の業績と言えます。(中略)この書が日本の手品の発展に役立つことを願っています。」
この本がいかに大切に出版され、大事に訳されたかが伺え知れますね。
訳者である、”加藤 英夫”氏からもコメントが寄せられており、
「ターベル自身が述べているように、優れた演技者となるためには、”バックグラウンド”が必要です。この書こそあなたの基礎を完ぺきにし、バックグラウンドを築くのに、最適なものです。この膨大な大百科の中からいくつか選んで次の大会のだし物にされるのもいいでしょう。会合で仲間をビックリさせるのも結構。コーヒーでも飲みながらゆっくり読書の味わいも楽しめます。いずれにしてもターベルコースはあなたの財産であり、手品を覚え始めたころの、あの胸のときめきをよみがえらせてくれるに違いありません。」と綴っております。
ネタバレになりますので、あまり細かくは掲載出来ませんが、内容の一例です。
第1巻では、まず手品師の鉄則・歴史・科学などが記載されております。もちろん、そのような堅い内容ばかりではなく、コインマジック、ハンカチ、ロープ・、シルク、紙、ボール、即席手品、数理的手品、カードマジックなど多岐に渡る内容になっております。
これからマジックを本格的に学びたい、マジックについて色々と興味を持っているという人ならぜひ読んでみて損はないと思います。
この内容が8巻も続くのですから、マジック・手品に関しての百科事典はこの『「ターベルコース・イン・マジック』で決まりでしょう。
最後に、”ターベル”氏が第1巻の序文に載せていた言葉を書かせていただきます。
「1926年、私がターベルコースを書き始めたとき、私はひとつの”考え”をもっていました。それは、たくさんの手品師を育成することです。医者や法律家・技術師、そしてジャーナリストや他の専門家にトレーニングスクールがあるのと同じように、手品師にとってそれがあったらよいと私はかねて願い続けてきました。私のコースは、他の手品師を研究し、手品の文献やカタログを読み、また多くの有名な手品師との交流の中から生まれてきたものです。ひとつひとつのトリックをステップ・バイ・ステップで練習して下さい。このコースのひとつひとつの手品にあなたが知るべき原理が含まれています。よき基礎というものが最も重要なのです。」
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