モーツァルト書簡全集(白水社)を宅配買い取り致しました。

東京都江東区より『モーツァルト書簡全集』(白水社) 全6巻揃をお売りいただきました。

モーツァルトに関する書籍は、1991年に没後200年・2006年に生誕250年ということもあり、戦後の1947年から数え重版を含め、現在200冊近く販売されているそうです。モーツァルトの伝記・モーツァルト自身に関する素晴らしい書籍は多数ありますが、こちらの『モーツァルト書簡全集』はモーツァルトのことを本当に知りたいと考えるのであるのならば、この全集に限ると思います。

海老澤敏・高橋英郎が編訳を担当しているのですが、この『モーツァルト書簡全集』第1巻が発売されたのが1976年1月22日、6巻が発売されたのが2001年6月5日と全て翻訳するのに25年もの時間を費やしています。
そのことからも、この書籍がいかに丁寧に発売されて貴重な本なのかが伺い知れますね。こちらの全集には、モーツァルトの手紙だけでなく、レーオポルト(父)・マリーア(母)・ナンネル(姉)の手紙が収録されています。

収録されている手紙の数は全部で753通にもなり、その数にも驚きなのです。また文化の違いなのか、時代なのかわかりませんが、1通ごとの手紙の長さが便箋何十枚にもなる長さで書かれて、そこが一番の驚きでした。手紙の内容も、要件を伝えるだけの手紙ではなく、手紙を通して長いおしゃべりをしているといったものです。この手紙がノンフィクションの手紙だからでしょうか、読んでいるうちに不思議な感覚になり、手紙を書いた人間の肉声が聞こえてくるような感覚に陥ります。

それもこれも、海老澤敏・高橋英郎の編訳が素晴らしいからなのかもしれません。

全集の買取は古書店三月兎之杜 全集買取のページを是非ご覧下さい。

フリーダイヤル:0120-996-504(10-20時/年中無休)でも結構です。

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