買取事例『マルクス・エンゲルス全集』(全54巻揃)をお譲りいただきました。

マルクスエンゲルス全集

大月書店より発行されました『マルクスエンゲルス全集』(「モールと将軍」含む)全54巻揃をお譲りいただきました。この度は三月兎之杜にお任せいただきありがとうございました。

マルクスと聞くと資本論が代表的ですが、資本論以前にも多くの論文を発表しています。22巻までは『資本論』『余剰価値学説史』以外の論文や著作が、年代順で掲載されていてマルクス経済学に繋がる考え方が追えるようになっております。刊行は『1959-1975』と16年に渡り、完成まで著作をまとめあげるのは本当に大変だったと思います。ですがこうした書籍のおかげで経済学の地盤が出来て、現代社会の経済基盤があると思うと書籍は知的財産であると感じられます。

現在では活版が難しくオンラインでの発表もされている書籍ですが、未だに紙に勝る書籍は存在しないと思っております。音楽もCDから音声ファイルへと移行しましたが、レコードに回帰したりと媒体が戻るケースが多くあります。書籍にも紙を指でなぞる感覚やインクの独特の香りを感じ、視覚だけで読んでいるものではないと感じております。こうした感覚があるからこそ紙で読んで実感してほしいと思う一方で、良書が絶版になっても電子書籍に姿を変えて次の世代に読み継がれていくことの二律背反を感じます。


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詳しくは、古書店三月兎之杜の哲学書買取のページを是非御覧ください。

  
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