『数学セミナー』の買取情報/「数セミ」について

数学セミナー

日本評論社の『数学セミナー』( 1986~2014年)を大量にお譲りいただきました。有難うございました。

1962年から発刊が続いています『数学セミナー』、名前だけ耳にすると大学数学などを嗜む教授など向けの専門雑誌かなと思いがちですが、実際はそんなことはなく、数学が好きな人なら老若男女誰でもお手に取っていただける雑誌と思います。毎年四月号は初学者に向けた特集が組まれたりします。例えば2018年の4月号では「何故数学を学ぶのか?」という根本的な問いを特集しています。こういった問いを考えてくれるのはいいですね。自分でも学問を学んでいる時、ふとそういった事を考えてしまうこともありますし、専門家からそれに対しての答えを示してもらえるのはとても有益なことと思います。

数学セミナー 表紙
また数学その物を取り扱うだけではなく、数学を組み込んでいる全ての事柄を対象しています。例えば近年目覚ましい発展を遂げているAI、その発展の一例として名人を下したコンピューター囲碁、将棋があります。AIには当然数学の理論を基に作られているわけですから、それについての特集も組まれたりしています。このような感じで数学が関わっている全ての事象を取り扱ってくれますので。興味の枝葉がドンドン伸びること間違いなしでしょう。

数学セミナー 背表紙

個人的に面白そうだなと思った号は2011年4月号の特集「この20年間で数学に何が起こったか」ですね。イラスト付きでフェルマーの最終定理の解決の事やインターネットの普及など抑えておくべき数学の出来事が載っています。7年後の今から見ると、より、あったなーとか技術が進歩してるなーと感慨に耽ってしまいますね。
もう一つは2005年7月号の「数学が分かる本50冊」ですね。数学者の考え方が分かる本から、数学と他分野の繋がりを考える本まで、分野を分けて50冊もの書籍が紹介されています。これに紹介されている書籍に目を通せばとりあえずは数学の一歩を踏み出せそうなものばかりですので良いなと思います。他にも面白そうな特集が沢山ございました。

数学について楽しく深く学ぶことができる雑誌『数学セミナー』のご紹介でした。


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