『ポパイ』創刊号(平凡出版)を持込買取させて頂きました。

近郊の方より「ポパイの創刊号を持っているんだけど、持って行ったら買ってくれますか?」と、お問い合わせを受けました。持ち込み依頼は弊店としましては、大歓迎であります。
(出張に出てしまっている日もありますので、予め日程のお打ち合わせをお願い致します)

『ポパイ』創刊号は1976年の8月に発行、この当時、流行っていたであろうアメリカ西海岸のファッションやライフスタイルをベースにした内容が多く掲載されております。日本ではこの時期、写真の「スケートボード」は第二世代になっていたそうで、その流行りを更に加速させるが如く、かなりのページ数を割いて特集が組まれています。

そういえば、1970年代あたりから、ボードの裏面に飲料メーカーなどのロゴを入れたりしてるボードや、色々なデザインのボードが出てきたと聞いたことがあります。このポパイに載っているボードはどれもシンプルなものばかりですね。あれは、当時の日本だけの流行りだったのかしら・・・?

 

話は『ポパイ』に戻りまして、当時の若者には今と違い、ネットなどの情報網がありません。よって、この雑誌に書いてある内容の真贋を確かめる術はなかったかと思われます。しかし、当時はこのような雑誌が少なかったので、海外ではアメリカではこんなことが流行っているんだよ!という情報誌は多くの若者に影響を与えました。
まだ日本では流行っていないもの、海外では流行っているものを載せているので、一時は「ポパイを読んでいる=おしゃれ」までになり、流行や遊びに敏感な都会的男子「ポパイ少年」などと呼ぶこともあったそうです。
ちなみに、こちら「平凡出版」については、現在の「マガジンハウス」のことです。

 

 

  
「<ポパイ>は私たちのフランチャイズ、都会に商店を合わせ、都会での生活がどうしたら、もっとハッピーになものになるか。生きていることが楽しくなるか。<ポパイ>はその提案であり、サンプルであり、記録であり、そしてイマジネーションなのです。」(ポパイより引用)

 

 この言葉どおり、のちにポパイは「MEN’S NON-NO」や「Hot-Dog PRESS」に負けることなく流行の最先端を行く雑誌になりました。

なお、最後の広告のページに、ジュリーこと沢田研二さんが写っていました。彼はやはり裸が似合いますね(笑)。
先日、沢田研二さんの写真集『水の皮膚』も買い取らせていただきましたので、今度はそちらに関しての記事でも書かせていただきたいと思います。
今度はそちらの記事でお会いしましょう!

 

雑誌買取のご相談は、古書店三月兎之杜の雑誌買取のお申し込みページよりご相談下さい。
フリーダイヤル:0120-996-504(10-20時/年中無休)でもお受けしております。

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