今回、お売りいただきましたのは新版の『(夏目)漱石全集』 全29冊揃です。

私が好きな漱石作品はこちら「道草」。

夏目漱石の唯一の自伝的小説です。漱石が人世に悩んで悩んで悩みぬいて生まれた最高傑作だと思います。

主人公の健三(漱石自身)が小説家になり、本が売れ出した途端に疎遠だった養父や義理の姉、兄、事業に失敗した妻の父までが金をせびりに何度も来て、健三が困り果てるという、読んでいて辛くなる作品ではあります。そして漱石の人間の心理描写の書き方が本当にリアリティに富んでいるので、健三の内に秘めた怒りがひしひしと伝わってきます。

文中に書かれている、
「離れればいくら親しくつても夫切になる代りに、一所にゐさへすれば、たとひ敵同志でも何うにか斯うにかなるものだ。つまりそれが人間なのだらう」
漱石が人間をリアルに描くせいでしょう、この言葉はとてつもなく響きました。 

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全集の出張買取・宅配買取のご相談は、古書店三月兎之杜の全集買取ページよりご相談下さい。
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投稿者:usagi

non-no
an・an
『an・an』 1970~1990年まで増刊号含む41冊 (旧・平凡出版/現・マガジンハウス)
『non-no』 1971~1983年まで創刊号含む21冊 (集英社)

女性ファッション誌に限らず、様々な雑誌の中でも、特にお値段をおつける出来る年代は、概ね1960年(より以前)~1980年代までが多くなります。
そして創刊号からお揃いで持ちでしたら、希少価値も更に上がります。


non-no non-no
『non-no』 創刊号 1971年6月20日
こちらが『non-no』の創刊号になります。『non-no』という雑誌名の由来は、アイヌ語の『花』という言葉からきております。皆さまご存知だったでしょうか?

an・an
an・an
『an・an』は、1970年3月20日が創刊号となっております。『non-no』の1年前ですね。写真は創刊された年の10月5日号のグラビアです。
『an・an』の雑誌名の由来は、モスクワの動物園にいたパンダの名前の『アンアン』からきています。
そして、そもそもの『an・an』の始まりは、『平凡パンチ(女性版)』から続いております。

『平凡パンチ(女性版)』は、つい先日弊店でも買い取りさせて頂いたばかりですので、宜しければこちらの雑誌出張買取のページも併せてお読みください。
an・an
やはり『平凡パンチ(女性』版)の名残が残っている気がします。

「お値段が付いてくる年代は1960~80年代の物が多い」傾向にはあります。しかし「傾向が多い」というだけで、他の年代が付かない訳ではございませんのでご安心下さい。
例えば、女性のファッション誌では、現状では『CUTiE(キューティ)』でしたら1990年代の物にお値段が付いてまいります。また『KERA!(ケラ)』では1998年の創刊から2000年代前半の内容が人気の様です。

少しでも気になられましたら、
古書店三月兎之杜の雑誌買取相談ページまで

メールでのご相談は、こちらのお問い合わせページより
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お電話でのご相談は、フリーダイヤル:0120-996-504(10-20時/年中無休)までお願い致します。
皆様のご相談を心よりお待ちしております。大量の雑誌を特に歓迎します。
どうぞ宜しくお願い致します。

投稿者:usagi

愛知県名古屋市のコレクター様よりアシェットの週刊シリーズを宅配買取させていただきました。有難うございました。

[追記:全135巻揃の買取価格例:30,000円。⇒最新の買取価格は『買取価格表』をご覧下さい

今回、ご依頼を受けましたのはアシェットの『パイレーツ・オブ・カリビアン 生命の泉 伝説の海ぞく船ブラックパール号を組み立てよう!』です。1号から135号までお揃いだったのですが、特典である「腕時計」や「コンパス」、「宝箱」や「サンドペーパー&ホルダー」が欠品でした。もちろん、弊店ではパーツ欠品でも買取させて頂いております。



また、今回のお品物は、135号全て開封済みの上、上記画像のようにパーツのプラスチックケースに油性マジックで番号を書き込んでおられました。他店様とは違い、弊店であれば、開封済みであったり、書き込みがあったり、特典が欠品でも、積極的に買い取りを行っております。
他店様で断られてしまう内容でも、弊店であれば買取が行える可能性が大いにあります。まずはお気軽にご連絡ください。


詳しくは、古書店三月兎之杜のアシェット買取のページを是非ご覧ください。

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メールでご相談は、WEBご相談フォームがお薦めです。

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皆様からのご相談を心よりお待ちしております。

投稿者:usagi

神奈川県川崎市に雑誌を出張買取に行かせていただきました。
今回、出張のご依頼をいただいた際はデアゴスティーニやアシェットなどの分冊百科のみ予定でした。ただ査定の方が予想より早く終わりまして、お客様も時間の都合が良く、他にも見て欲しい本があるというので、 お陰様で多くのご本を買取させて頂きました。

その中で今回、ご紹介させて頂きますのは、雑誌『平凡パンチ女性版』です。

“パンチ”という名前にふさわしく、攻めている女性ファッション誌です。

上の画像のように、ファッションに限らず内容もとても”パンチ”聞いている記事が多くかなり読んでいて面白いですね。
 
 1960年代半ばということを考えると、ミニスカートも流行していないこの時代に、ここまで露出が高いファッションは、なかなか日本人には受け入れられなかったかと思います。そして「ファッション雑誌」というものが、現在でも刊行中の『装苑』くらいで、この『装苑』も「ファッション誌」というよりは、「洋裁」のための雑誌でした。  結局『平凡パンチ 女性版』は4冊しか発売されませんでした。恐らく(後述するように)『an-an』のパイロット版の意味もあったのでしょう。

そしてこの流れは『an-an』が引き継ぎます。現在の『an-an』も時たま<攻めた>内容で話題になります。これは『平凡パンチ 女性版』の精神を受け継いでいるのでしょう。

今回のように出張にお伺いさせていただきました際に、見積もり以外のご本でも喜んで拝見させて頂きますので、どうぞお気軽にお伝え下さい。


出張買取・宅配買取のご相談は、古書店三月兎之杜のアイドル雑誌買取のページよりご相談下さい。
フリーダイヤル:0120-996-504(10-20時/年中無休)でもお受けしております。
お気軽にご相談下さいませ。

投稿者:usagi


『日本古典評釈・全注釈叢書』 25冊
『新編 日本古典文学全集』 20冊
『枕草子解環』 全5巻
『全釈芭蕉書簡集』
など、主に日本古典に関するご本をお譲り頂きました。



実は一昨年にも弊店をご利用頂いたお客様からのご依頼です「前回は主に文学書をお願いしましたが、今回も文学書、全集などが前回の倍くらいあります。内容は俳句、短歌関連専門書、文学全集、思想、歴史関連、紀行物全集などになります。」との、ご相談をお受け致しました。この度も弊店をお選び頂き、誠に有難うございました。

全集やシリーズ物に関しましては、基本的には全巻お揃いでお値段が付いて参ります。ただし、数巻抜けているだけであったり、<新版>のものになりますと不揃いでもお値段をお付けすることができる場合もございます。今回の場合では小学館の『新編 日本古典文学全集』 20冊」が該当します。本来は全88巻まであるのですが、新編となる為、バラでお求めになられるお客様も多く、不揃いでもお値段をお付けすることができる全集の一つです。


全集の影に隠れてしまってはおりますが、こういった 犬に関する本も希少なものが多く、こちらの「シェパード犬の系譜と概説」も、今は絶版となっております。

「自分の本ではなく、価値が分からない本が沢山あるから一度見て頂きたい」というお客様からのご依頼もよく頂戴します。
その中から希少な本を見つけ出し、お値段をお付けすると、驚かれるお客様も沢山いらっしゃいます。「そのまま捨てようと思っていました・・・」というお言葉を耳にする事も多々にございます。「弊店に依頼して良かった」というお声を頂きますと、私はいつも嬉しくなってしまいます。

このように、思わぬご本にお値段が付くケースも沢山ございますので、価値が分からないから等と諦めずに、ぜひ古書店三月兎之杜までご相談下さいませ。

ご相談は、古書店三月兎之杜の買取サイトよりご相談下さい。
フリーダイヤル:0120-996-504(10-20時/年中無休)でもお気軽にご連絡下さい。

投稿者:usagi

F1関連の本
F1関連の本
『F1全史』1950~2000 計10冊。その他にもF1GP特集を含む様々なF1関連の書籍をお売り頂きました。この度のご依頼を誠に有難うございました。

他店様でお見積りのご依頼をした所、F1全史、F1GP特集、F1速報総集編しかお引き取りできないとの連絡を受け、F1速報と日本GP公式プログラムも一緒に引き取ってくれるお店を探しているとのご相談を頂きました。弊店ではF1全史など個別でお値段が付くものには別で買取金額を付けさせて頂き、個別ではお付けできなかったご本に関しましても、F1関連で冊数がございましたので、おまとめでのお値段で買い取らせて頂きました。
F1関連の本
F1関連の本
F1関連の本
F1と聞いて皆様がまず思い浮かぶドライバーといえば、ミハエル・シューマッハ氏ではないでしょうか。
勿論、凄いドライバーは他にもいらっしゃいますが、少しだけ彼についてお話させて頂きたいと思います。
ミハエル・シューマッハ
わずか6歳という年齢でクラブ主催のチャンピオンシップを取得し、14歳までにはドイツのジュニア・チャンピオンシップのレースに出場するまでになり、84年には初優勝を遂げ、ドイツカートジュニアチャンピオンになりました。才能、天性のスピードテクニック、強運、屈強な肉体など、あらゆる部分から天才と言われてきましたが、才能だけでここまでのし上がれる程、世の中は上手くできていません。そう言われるようになるまで、たゆまぬ努力をしたからこその、この結果です。

正式にF1デビューを果たしたのは、1991年全日本F3000選手権で、僅差で2位という結果を収めました。
そんな彼のエネルギーの源となっていたのが睡眠だそうです。
1日10時間以上の睡眠は普通の事で、デビュー戦の走っている最中にも眠くなってしまったとの話もあるので、実に恐ろしいです。 

古書店三月兎之杜では、このようなF1関係の書籍から、雑誌、車の整備書等、車以外にも様々な分野の古本のご依頼を心よりお待ちしております。状態が悪いから等と諦める前に、まずは一度当店にご相談くださいませ。
少しでも気になられましたら、
古書店三月兎之杜雑誌・専門誌買取相談ページまで

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皆様のご相談を心よりお待ちしております。
どうぞ宜しくお願い致します。

投稿者:usagi



集英社版『 学習漫画 日本の歴史』 (全22巻セット 専用箱入)をお売り頂きました。
弊店をお選び頂き、誠に有難うございました。


「ちびまる子ちゃん」で有名な、さくらももこさん推薦図書です。
実際に漫画を描かれている方のお墨付きともなると、更に読んでみようという意欲が湧いてきますよね。



集英社から出版されている学習漫画は『日本の歴史』以外にも『世界の歴史』もございます。
集英社に限らず、「人物史」、「世界の伝記」など、幅広く展開されています。
ただ、その中でもやはり一番多い学習漫画は、「日本の歴史」のようです。



<学習漫画>
そもそも最初に考えた方は素晴らしいと思います。私の知っている限りでは、1960年代にはもう集英社から出された日本の歴史がありましたので、そのルーツを辿っていくのも面白そうですね。
ご本を拝見しながら、テストの為に年代などを無理やり一夜漬けしたりと・・・若き頃の経験を思い出しました。ですが、漫画形式なら楽しく歴史について学べますし、絵がありますので自然に頭の中に入ってきます。感情移入できる所もポイントですね。さすがにテスト前に読めばOKという訳ではありませんが、普段の時に「暇だから何か漫画でも読もうかな」、と思った時にでも読んでいれば、 歴史が身近に感じられるようになると思います。

子供の頃によく先生から言われていた『勉強をしたいと思ってもできなくなるぞ』という言葉の意味が、今になって身に染みます。 子供の頃は、「勉強なんてしたくなる訳はない」って思ってしまうものですから・・・。

ページの欄外に語句の説明があるのも親切で分かりやすいです。

古書店三月兎之杜では、古書に限らず、このような漫画本のご依頼も、心よりお待ちしております。状態が悪いから等と諦める前に、まずは一度当店にご相談くださいませ。
ご相談は、古書店三月兎之杜の文化・教養・趣味の本買取ページよりご相談下さい。

フリーダイヤル:0120-996-504(10-20時/年中無休)でも結構です。
どうぞ、宜しくお願い致します。

投稿者:usagi

千葉県千葉市より宅配にて、貴重な「深夜の市長(海野十三)日本名探偵文庫」を買取させていただきました。
お売り頂きまして、誠にありがとうございました。
 

学生時代に読んだことがありましたので、再び出会えるとは運命ですね。冒頭から手に汗握る展開が最後まで続き、当時も一気に読めてしまった事を覚えております。思いがけない展開の連続で、全く飽きずに読めたのです。


ここで作品内の思い出の文章をひとつ。
「彼等が快い高鼾を掻いている間に、その枕許を起重機が軋み、刑事に追われた泥棒が走り、ゴミ箱に睡るルンペンの心臓がハタと停り、死所を求めて彷徨う家出人が大金の入った蟇口を拾い、硝子壜に白い牛乳が一杯詰められては蓋をされてゆくのだ。」
今回、再読致しましたが、今読んでも格好が良い言い回しだと感じます。

作者である、海野十三は日本SFの始祖とも言われておりますが、この「深夜の市長」は推理要素もありますので、自分的にはミステリー風SFホラー(詰め込みすぎですかね…汗)といった印象でした。

ところで・・・、日本の初期SF作品にありがちだった、ストーリーの破綻、伏線の回収無し、といった内容。こういった作品なぜか印象に残ります。最近このような破滅的な?作品を読みますと、モヤモヤ感が残り、実は読者に納得させないという部分まで作者が考えて書かれているのはないと勘ぐってしまっています。このモヤモヤ感が、かなり印象に残るのです。ここまでが作者の意図な気が・・・・と、考えすぎでしょうか(苦笑)。

 

買取のご相談は、古書店三月兎之杜のミステリ買取の頁よりご相談下さい。

投稿者:usagi


今回は口コミでのご紹介にて、ご依頼を頂戴致しました。誠に有り難いことです。

○国産名車コレクション 創刊号~263号
○日産名車コレクション 全60巻
○ フェラーリコレクション 全105巻
○世界の航空機 100年物語 1~24巻
○世界の戦車コレクション 1~15巻
○世界の軍艦コレクション 全80巻
○ファイティング・エアクラフト DVDコレクション 全30号
○自衛隊モデル・コレクション 全70巻
○クール・ジャズ・コレクション 全80巻

すべて未開封の状態や、ビニールだけ破れてしまっているものや、少し開封済みのもの等、様々な状態のものを総額30万円を超える金額で買い取りさせて頂きました。1台では乗りきらない為と、迅速に対応させて頂く為、専門のスタッフ2名の車2台でお伺いさせて頂きました。





『自分でもよくここまで集めたなぁ・・・って思います』と、笑いながらお話してくださいました。
様々なお客様から色々な種類のアシェット等はよくご依頼を頂くのですが、一度のお客様からここまで一気にお譲り頂いたことは珍しいことです。さすがコレクター様です、頭が下がります。お譲り頂きまして有難うございました。

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古書店三月兎之杜という名の通り、古書が専門分野なのは当然の事、当店ではこういったアシェット・デルプラド・イーグルモス・デアゴスティーニに関しましても、高価買取に絶対の自信があります。
他店様では未開封の状態での買取金額のご提示になっておりますが、古書店三月兎之杜では、開封済みだけど未組み立て、完成品、途中までは開封済みだけど、残りは未開封などなど、様々な状態でも買い取らせて頂けるよう日々努力しておりますので、まずは、お気軽にご相談くださいませ。ご相談は、古書店三月兎之杜のデアゴスティーニ買取ページよりご相談下さい。

フリーダイヤル:0120-996-504(10-20時/年中無休)でも結構です。
どうぞ、宜しくお願い致します。

投稿者:usagi

週刊プレイボーイ
『週刊プレイボーイ』(昭和41年11月15日創刊号)をお売り頂きました。
『週刊プレイボーイ』といえば、未だに世の男性には根強い人気を誇っている週刊誌です。そして今の『週刊プレイボーイ』といえば、まずは表紙のグラビアアイドルが思い浮かび、次に漫画を連想するのではないでしょうか。

週刊プレイボーイ
こちらは以前、大量にお売り頂いたプレイボーイ(主に80年代から最近まで)の写真ですが、創刊号と比べていかがでしょうか。
まったくと言っていいほど雰囲気が違うのが分かります。見出しの文章も大きく書かれ、綺麗な女優やアイドルが大きく一面を飾っています。

さて、創刊号に戻ります。1ページ目を開いてみても、いきなり飛び込んでくるのは車の見開きです。



今ならこの見開きは、グラビアアイドルですよね。ここからだけでも当時の時代背景が見えてきます。
漫画といえば、このような感じです。

『プレイボーイ』を創刊するにあたり、<プレイボーイ>とは、
「カッコいい魅力のある青年をイメージ」
「読者に楽しみを売る」
「人生の知恵、実用性がある」
という内容を意識しているものだと言われています。

となると、創刊号はピッタリ合います。内容は変わってきているとはいえ、今の『プレイボーイ』にも確かに当てはまっています。
未だに根強い人気があるのも理解出来ます。


マリリン・モンローについては、まだ色々と不可解な点が多く、今でもテレビでよく話題になっていますね。
 



”カッコいい”、”実用性がある”、やはりそのような部分の内容がメインになっています。

グラビアと呼べそうなものは、最後のページにあるこちら位です。


グラビアというよりも、やはりカッコよさを意識したスタイリッシュなファッションといった印象を受けます。
当時の男性諸氏は、自分の魅力を上げる事や、実用性の部分に着目していたのだろうと思います。


週刊プレイボーイの売却をご検討中の皆様へ、少しでも気になられましたら、
古書店三月兎之杜の週刊プレイボーイ買取の相談ページをご覧ください。

メールでのご相談は、こちらのお問い合わせページより
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お電話でのご相談は、フリーダイヤル:0120-996-504(10-20時/年中無休)までお願い致します。
皆様のご相談を心よりお待ちしております。
どうぞ宜しくお願い致します。

投稿者:usagi


今回お譲り頂きました『講談社の繪本ヒットラー』(昭和16年・大日本雄弁会講談社発行)。様々な『講談社の絵本シリーズ』を手にとってきた私も、思わず声を上げてしまいました。

実は『講談社の絵本』シリーズの中でも、こちらのヒトラーの絵本は、今でも大変希少な価値があります。
何故かと言いますと、このシリーズは後に全24巻で復刻されたのですが、「ヒットラー」は復刻されておらず、今では中々手に入らない一冊だからです。世にヒトラーに関する書籍は沢山ありますが、ヒトラーの”絵本”というのは、それだけでも珍しいと思います。

ヒトラーといえば、おそらくは残虐な独裁者という印象が皆様の中にほぼ根付いている事だと思います。
こちらの絵本から少しだけご紹介させて頂きますと、

ヒットラーは子供の頃あまり体が丈夫ではなく、家の中で絵本を読んだりしていることが多い子でした。

その為、大きくなったら絵描きになりたかったものの、お父さんは偉い役人になれと進めてきて悩んでおりました。

その時、ある歴史の先生に感化され、自分は立派なドイツ人になってみせると固く誓ったのです。


勿論、絵本なので独裁者としての残虐な描写はございません。それに当時は同盟国です。ちなみに発行の昭和16年は太平洋戦争の開戦の年でもありました。

その他にも『講談社の絵本シリーズ』は、「ゴールド版」などもあります。そちらでは乗物画集、主に「こだま」「つばめ」等の電車の絵本が今でも人気となり、希少価値が高いものとなっております。

売却のご相談は、古書店三月兎之杜の文化・教養・趣味買取ページよりお気軽にご相談下さい。
フリーダイヤル:0120-996-504(10-20時/年中無休)でもお受けしております。

投稿者:usagi

今回お売りいただいたご本は将棋関連のご本がメインだったのですが、箱の隙間に値段がつかなくても良いから一緒に本を送ってくださるということでしたので、お受けしたところこの中森明菜の「MY LIFE」が入っていました。

将棋の本に関しましては事前に見積もり金額を伝えてあったのですが、その他の本に関しましては一切見積もりは出していませんでした。だからと言って無下に扱うのでは、一冊一冊丁寧に見させていただきまして、その結果お値段が発生するようでしたら、当然、事前に出していた見積金額にプラスさせていただきます。


中森明菜といえば、松田聖子と80年代の歌謡界を二分化した歌姫ですね。曲調も松田聖子とは被らないもので、松田聖子を陽とするならば、
中森明菜は陰の印象ですね。当時のアイドルとしては珍しく地声が低いので、彼女の代表曲である「十戒」・「禁句」などの不良・ツッパリ(死語?)ソングをいくつか歌っていましたが、ハマッていましたね。

今、タイトルが出ました「十戒」ですが、明菜の曲の中で一番好きな曲かもしれません。
明菜の有名な楽曲はほとんどが恋愛ソングなのですが、この「十戒」はアイドルらしからぬ内容(今のアイドルは何でもありですが…笑)で、あまりかわいらいしいものとは言えないものですね。
だからと言って、”可愛らしくない”で終わるような明菜ではありません。可愛くない、が、しかしこの楽曲かっこいいのです。
歌い出しの

『愚図ね、かっこつけてるだけで  何もひとりではできない』

女の気を引こうとして必死になっている男が、上辺だけのその場しのぎの人間であると見透かしているであろう歌詞。
考え過ぎなのかもしれませんが、この歌詞ではその男の人としてのレベル低さを表しています。これはさすがに深読みし過ぎかもしれませんが、母性のような優しい視線とも感じ取れます。冷めた目で見ているようで、どことなく心配してあげている。この一文だけですが、そんな印象を受ける歌詞ですね。
この”愚図”という歌詞ですが、まずこの当時のアイドルに出てくる歌詞ではなしですね。しかし、こんな内容の歌を歌っていても、ファンや周囲から反感を買わず、それどころか曲の雰囲気に合っていると思わせるのは、やはり明菜の”陰”の部分が活きているからでしょう。

聖子・明菜もイイですが、自分はキョンキョンこと小泉今日子も大好きです。

そういった当時もののアイテムを買取していますので、そういったアイテムをお持ちでしたら一度、古書店三月兎之杜へご相談下さい。


ご相談は、古書店三月兎之杜のアイドル雑誌買取のページを御覧ください。
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お気軽にご相談下さいませ。
心よりおまちしております。

投稿者:usagi


50年近く前の雑誌であまりにも、ヤケていたいりシミも少しあるということでしたが、今回お売りいただきました「COM」という雑誌は価値があるものですし、50年近く前のものであれば経年劣化をしているのは当然のことですので、弊社としましてはその劣化があまりにもひどくない限り減額はいたしません。
今回、40冊近くありましたし、1年通してお揃いの年もありましたので、そういった場合は買取額をアップさせていただいております。

こちらの『COM』という雑誌ですが「書きたいものが書ける」ということまた「新人を育てる」ということをモットーとして、『COM』より3年先に創刊したライバル雑誌の『ガロ』を強く意識して刊行をスタートしました。あだち充、諸星大二郎などなど、かなりの漫画家がこの雑誌を足掛かりにしました。

連載された手塚治虫の代表作である「火の鳥」については、ガロに掲載されていた、白土三平の「カムイ伝」に対応しようと描かれたそうなのです。
その対抗意識が強いからなのか、あそこまでのヒット作を作れるのはそうとうな思いが詰まっている漫画なのだと改めて思いました。
悲しいことに当時は劇画が主流で手塚の絵のタッチは古いとされ馬鹿にされていたそうです。絵に古いも新しいもなくて、良いものは良いんですけどね。


ご整理の際のご相談は、古書店三月兎之杜の雑誌買取のお申し込みページよりご相談下さいませ。
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投稿者:usagi

「せめて生まれ代わることが出来るなら…

 人間なんて厭だ。牛か馬の方がいい。

 …いや牛や馬ならまた人間にひどい目にあわされる。

 どうしても生まれ代わらなければならないのなら…

 いっそ深い海の底の貝にでも…

 …貝だったら、深い海の底の岩にへばりついているから、何の心配もありません。

 兵隊にとられることもない。戦争もない。

 …どうしても生まれ代わらなければならないのなら、

 私は貝になりたい…」

貝なんですよね。
平和に暮らせるモノの比喩が貝なんですよね。
なぜか1周2周回ってこの比喩だけで考えさせられます。

ということで、今回お売りいただいた本は橋本忍著の私は貝になりたいです。

この本の話からは、”戦争というものが、いかに人の生活を変えてしまうか”というのが、強く伝わってきます。
日本軍の考えである「死ぬまで戦い、捕虜になるのは恥ずかしいことで卑怯者のすることだ。」と「上官の命令は天皇陛下の命令で絶対服従。」
ということをアメリカ側が理解できていないこと。こういった文化の違いも、この本からは考えさせられますね。

この本で一番重要な場面が、主人公の豊松が上官の命令で捕虜となった米兵を殺害(虐待)しました。
豊松自身は殺したくない。しかし、上官の命令は絶対なので従わなくてはならない。なので、豊松は手を下した。
これが、豊松本人の意志で望んで行ったことなのか、それとも豊松は嫌だが上官の命令なので仕方なく行ったことなのか。たとえ後者だとしても、アメリカ側から見れば、そんなことはどうでもいいのです。

上官に命令されて捕虜を殺したとしても、最終的に殺そうと判断したのは豊松本人なのです。ですので、豊松の意思で殺したとアメリカは受け止めます。アメリカ側からすれば、本人に殺す意思がなかったのなら、命令に逆らえば良い。と、アメリカは考えるからです。

よって、豊松が手を下したのであれば、悪いのは豊松。豊松に支持・命令を出したのが上官であってもそれは問題ではないのです。

本当に戦争というものが、いかに異常な状況を作り上げていたかが伝わってきます。
命令一つで人を殺す。上官に背けば射殺され、上官の命令を実行すれば、豊松のように国に殺されていた時代があった。
この話がフィクション・ノンフィクションかは定かではないみたいですが、こういった時代があったということは受け止めていきたいと思います。
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投稿者:usagi

10tトラック分の書道に関する本
(弊店での荷降ろし作業中の風景。)
 
[まずは1通のメールから・・・】
「ずっと趣味で集め続けていた昔の本が、書道をメインに少なく見ても400箱以上もあり、相談に乗って頂けませんかんか?」という一通のメールを頂いたのが、3月の初旬でした。
すぐに電話で伺いますと、どうやら会社の倉庫にあるようです。先代、先々代の社長が3世代に渡り本が好きで、神田の古本屋から毎月のように買い入れていたとのことでした。

しかも内容が、書道はもちろん、江戸時代の和本から、明治、大正、昭和にかけての歴史、民俗、文学など多岐に渡っているようです。マンガや文庫、実用書の類は一切なし!という硬派な内容。そのせいか、ほうぼうの古書店で断わられてしまい、大変お困りでした。
 
【対応出来る古書店が少なく・・・】
そこでインターネットで埼玉の当店をお知りになり、メールをされたそうです。
専門書は弊店の一番の得意分野であり、様々な分野に対応出来るのが弊店の強みです。何しろ、インターネットでご覧頂き、お話をして、弊店をそこまで信頼頂いた事が嬉しい限りです。
ご期待に添えるべく、直ぐに2tトラックを手配し、その日にお伺いさせて頂く日程を決めさせて頂きました。

2tトラックでいざ出発
 
【埼玉を夜中の1時にいざ出発!】 
会社の就業時間中に対応して欲しいとのご要望でしたので、朝の9時から開始すべく、夜中の1時に出発致しました。人員は店長を含む3名。休まず向かうと、6時間程とカーナビの時間が出ていましたので、途中途中で交代休憩しながら安全運転で向かう為に少し早めの出発です。
阿武隈PAで休憩

埼玉の羽生インターから東北道にのり、まずは阿武隈PAで、まず最初の休憩。
当然の事ながら、お店がやっている訳もないので、トイレと温かい飲み物を買って、15分程の休憩です。夏ならソフトクリーム食べたかったですね(苦笑)。

雪がすごい
なんて言っている内にチラチラと雪が降り始め、明け方、岩手県に入った時には、ものすごい雪が積もり始めていました!後でお客様に伺うと、この時期のドカ雪は珍しいそうです。 

水沢江刺駅

朝食は水沢江刺駅構内の立ち食いそばで。ああ、温かい・・・。そしてお腹いっぱいになると、どうして眠くなるんでしょうか(汗)。すると構内に何やら発見。

炎立つのロケ地 手形

江刺市は、NHK大河ドラマ 炎立つのロケ地で有名でして、出演者の方々の手形が沢山でした。 


【予想外の箱数を目の前に・・・】
そして、そんな道中を送りながらも、いよいよお客様のもとへ。店員3名、眠気も吹っ飛び、気合十分です。
まずは、2つの倉庫に置いてあるとの事で、全体の分量を拝見させて頂きました。

大量書道1
大量書道2
大量書道3
大量書道4

いやいや、物凄い量です。ざっと数えても700箱以上はあり、2t車では収まりません。これは嬉しい誤算でした。
すぐに近隣の輸送会社と交渉。スペースはもちろん、積載重量も大切なポイントです。結果、10tトラック1台、4tトラックを1台をチャーター。

 【いよいよ拝見開始】

さぁ、一気に三人がかりで、どんどん箱を開封していきます。
内容は書道を中心に、歴史や文化風俗、和本、文芸、叢書など、まさに様々。時代も江戸から明治、大正、昭和の戦時中まで、3世代の社長様がご収集された本なので、長い時代になります。

書道査定中
こちらは別の倉庫にて。どんどん開封していきます。

江戸時代の和本

江戸時代の和本。

南部叢書

南部叢書(江戸期、岩手の南部藩に関する史料を集めた本)。地元岩手だけあって、やはりお持ちですね。

文化、風俗系
こちらは文化、風俗系になります。奥の方には、満州物、当時の戦記など、戦争関係の史料や写真帖など。満州物は今でも人気ですね。

書跡名品叢刊に書道全集、かな字典など
書跡名品叢刊に書道全集、かな字典など、未だに書家の方々から定評のある、また定番とも言える品々です。書道の分野も弊店の得意分野ですので、当然の事ながらしっかりと拝見させて頂きました。

【無事にご評価も終了】

査定終了

その後もテープを切っては中身を出しを繰り返し、3/3の時点で、初日は終了です。
2日目の午前中に、なんとか評価を終え、金額にもご満足頂き、ここでホッと一息です。
 

【運び出し開始】

運び出し開始1

運び出し開始2
2tで入りきると思っていたのに、10tトラックでも入りきらない量だとはお客様も思っていらっしゃらなかったようで、驚かれていました。
有り難い事にドライバーさんにも手伝って頂き、今度は運んできては積み込むという作業の繰り返しです。勿論、お客様の手はお借りせず運び出させて頂きました。

運び出し終了
10t、4t、2tと順番に入れていき、流石に体中が痛くなってしまいましたが、二時間程で無事運び出しも済ませる事ができました。大量にダンボールが積まれていた場所も、この通りです。

さっぱり綺麗に
すべて終わりました

お客様へ挨拶を終え、そこから帰路に着き、無事にすべて終了致しました。

【無事に終えて】
この度のご依頼を誠に有難うございました。このように古書店三月兎之杜では、何百箱あろうとも、出張買取にお伺いさせて頂きます。

「そういえば、ずっとダンボールにしまったままの古本があったなぁ」
「ずっと昔から沢山置いてあるけど、状態も良くないし古いから駄目だろうなぁ」
「大量にあるけど、重いから運ぶのは嫌」
「関東近郊じゃないしなぁ」
等など、あらゆるケースに対応できるよう日々努力しておりますので、お悩みの前に、まずはお気軽にご相談ください。
どのような素朴な疑問でも、誠実に対応させて頂きます。


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投稿者:usagi