買取価格『週刊 HMSヴィクトリーをつくる』アゴスティーニ

『週刊 HMSヴィクトリーをつくる』(デアゴスティーニ/120号揃)を静岡県伊豆市より宅配にて買取させていただきました。有難うございました。
【追記:全120巻揃(オリジナル・クリップ付き拡大鏡付)の参考買取価格例:30,000円。最新の買取価格は『買取価格表』をご覧下さい

「英国は各員がその義務を尽くすことを期待する」
あまりに歴史に詳しくない方でも、聞いたことくらいはあるかもしれない言葉ですね。自分の中のイギリスのイメージは、この一言に尽きるかもしれません(笑)
1805年10月21日のトラファルガー海戦においてフランス・スペイン連合艦隊を破り、素晴らしい勝利を収め、イギリスを救いました。その時にホレーショ・ネルソン提督がこのヴィクトリーから掲げた信号文が、「英国は各員がその義務を尽くすことを期待する」(England confides that every man will do his duty.)です。

この100年後に、1905年5月27日~28日の日本海海戦で、トラファルガー作戦の事例に習い、東郷平八郎連合艦隊司令長官の座乗する旗艦三笠のマストにZ旗を掲揚し、
「皇国ノ興廃此ノ一戦ニ在リ、各員一層奮励努力セヨ」という意味をもたせて掲揚していたそうです。
日本海海戦は日露戦争中に日本とロシア帝国との間で戦われた海戦のことです。対馬東沖を戦場として、日本海軍の連合艦隊とロシア海軍の第2及び第3太平洋艦隊(日本ではバルチック艦隊と呼んでいました。)との間で行われました。
日本艦隊の司令官東郷平八郎が採用したT字戦法(丁時戦法)などにより、ロシア艦隊は戦力の大半を失い壊滅しました。日本側の損失は微々たるもので、海戦史上まれな一方的な勝利となりました。当時、後進国と見られていた日本の勝利は世界を驚かせ、ポーツマス講和会議への道を開きました。

T字戦法の内容などは省かせていただきますが、興味がある方は検索してみて下さい。大変、面白い作戦・戦法となっていると思います。
この戦いに大勝した日本は後進国から列強国への仲間入りを果たし、またロシアの脅威を事実、はねのけた瞬間ではないでしょうか。
自分的にはロシアの恐怖・脅威をはねのけたこともそうですが、白人国家に有色人種が、それも50年ほど前まで蒸気船すら持っておらず、ほとんどの西洋人から他のアジア諸国と同じ未開の国程度に思われていた日本が勝利したことにより、他の有色人種国家に西洋人と戦って勝てる事を知らしめ希望をもたらしたことのほうが大きいと思っています。

これは余談で、都市伝説レベルの話だと思うのですが、トルコなどで日露戦争終結の年に生まれた子どもに「トーゴー」と名付けられている人がいるそうです。
トルコ人に知り合いがいるわけもないので、調べようがないのですが、子どもに名前が付くくらい圧倒的・大勝だったんでしょうね。

申し訳ないことに、『HMSヴィクトリー』の買取の話から、自分が好きな戦争・歴史の話に派生し過ぎました(苦笑)。
まぁ、ヴィクトリーから日本の戦争の話に関連できたので良しとしてください(笑)。

今回、お売りいただいたお客様は特典の”拡大鏡”もお持ちでしたので、こういった予約特典などの付属品もお持ちでした、せっかくなのでパーツ・冊子と一緒に弊社にお譲りください。

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詳しくは、古書店三月兎之杜のデアゴスティーニ買取のページを是非ご覧ください。

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