雑誌『ぴあ』349冊を宅配にて買い取り(東京都新宿区より)

情報誌『ぴあ』(1978~1992年)349冊を新宿区より宅配にて買い取りさせていただきました。有難うございました。

 

今回お売りいただきました、『ぴあ』ですが自分も大変お世話になりました。
なぜ、過去形になってしまうかっていうと、『ぴあ」はもう休刊してしまったのです…。泣

その誘因となったのは、チケットの販売や情報がほぼネットに移行してしまったからにほかならないでしょう。
学生時代からライブ・フェス・スポーツ観戦・などのイベントごとが好きだったのですが、バイトの給料で行けるイベントごとなんて年に10~20回くらいなもので、そんなときに「ぴあ」を眺めていたのを覚えています。
まだ、アーティストのライブ映像なんかもVHSしかなく、1本の定価が高くて、高くて……汗
そんなときは1度行ったことがあるアーティストの、ライブスケジュールを見てこの地方では、どんなライブをしているんだろうと、妄想していました(笑)
「ぴあ」は情報だけが、ただただ書いてある印象で、その字の小さいこと小さいこと。しかも、1冊1冊は他の情報誌の「◯◯ウォーカー」などと比べたら「ぴあ」の方が厚く・字も小さいので、なんて情報量が多いんだろうと思っていました。その分、自分には興味がないことも多々載っていたのですが、今となって読み返してみると、金銭に余裕があれば色々なイベントには参加したいので、今でこそこういった雑誌をじっくり読みたいと思います。ネットでイベント情報とはを調べるのですが、興味があるものしか調べなくなってきてしまっているので、偏りができてしまいがちです。こういった紙媒体であれば、「こんなイベントやっているんだッ!!!」と、目に飛び込んでくるのですが…。

 

情報量の多さだけではなく、「ぴあ」の素晴らしいところは記事の載せ方です。アーティストごとのスケジュールではなく、そのホール・ライブハウス・イベントスペース・会館・などの箱ごとのスケジュールが載っていたことです。
自分の地元から行ける範囲のイベント会場を調べ、当時、電車しかアシがなかった自分は電車代とチケット代と、お金の相談をしたのは良い想い出です。
You Tubeなんて便利なものもなかったので、なにも知らないイベントに行ってハズレを引く日もあれば、当たりを引くイベントがあったのも本当に楽しかったです。

 

そういえば、『ぴあ』の表紙のイラストを描いていた”及川正通”は、「最も長期間にわたり同じ雑誌の表紙イラストを書き続けた人物」として2007年にギネスに登録されていたそうです。
“及川正通”が描いた『ぴあ』のポスターなども弊社は買取を行っておりますので、お持ちの方おられましたらぜひ一度、弊社にお問い合わせください。
描いてあるイラストや、状態、サイズによっては買い取れないものもございますので、予めご了承ください。

 

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