買取事例『大山康晴全集』をお譲りいただきました。

大山康晴全集

マイナビ出版より発行されました『大山康晴全集』全3巻をお譲りいただきました。この度は三月兎之杜にお任せいただきありがとうございます。

当時の最年少名人ということでも有名であった大山康晴氏の全集では、五冠王までの道のりを記された第一巻はとても興味深い逸話が多く感じます。升田幸三氏との闘いが色濃く残されていて、熱戦を繰り広げられていたことが想像に難くないのが面白いところです。

やはり張り合える相手がいるからこそ更なる発想や発展があるのではないかと、思える白熱ぶりを繰り広げられていたのだなと書面からでも伝わってまいります。

大山康晴全集 内容

2巻では無敵時代を記載されています。昭和37~45年には4度も五冠王になられていて無類の強さを誇っていました。有名な棋士で言えば加藤一二三氏も挑みましたが、大山氏の受けを崩すことが出来なったのは壁の高さを感じさせますね。

私も棋譜をみて真似をして打ってみても、大山氏のような受けを真似することは出来ません。幾万もの試行を繰り広げ実践で獲得してきた集大成ですから当たり前でしょうが、ここまで技術を昇華させるともはや芸術の類ではないかと感じてしまいますね。

現在も伝統と共に続く棋戦ですが、打ち手にも今までの歴史から発展した手筋が多く存在いたします。現在の手だけを見るのではなく、有名な棋士がどのようにして挑んできたのかを知ることで、また新たな発想が生まれてくるのではないでしょうか。技術や芸術など全てに言えますが歴史の偉大さに敬意を払わずにはいられないですね。


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