買取情報|『決定版・谷崎潤一郎全集』(中央公論社 )

中央公論社『谷崎潤一郎全集』全26巻を宅配にて買い取りました
中央公論社が創業130周年を迎え、2015年に刊行された全集『決定版・谷崎潤一郎全集』を宅配にてお譲りいただきました。どうも有難うございました。
思わず”刺青”を連想してしまうこの装丁も、谷崎の世界を表現しており、なかなか良いのではないでしょうか。
何しろ、このご時世に新しい全集が発売されるということが奇跡です。しかもコストのかかる”函付”です。今でも人気のある谷崎だから出来たことでしょう。

さて、この谷崎潤一郎の全集は、中央公論社から過去に3度刊行されております。
最初に刊行された『谷崎潤一郎全集』は昭和32年12月に1巻から刊行。そのおよそ二年後の昭和34年7月に完結し全30巻。
こちらには生前の谷崎潤一郎自身が選んだ作品群が収録されていました。

二度目に刊行された『谷崎潤一郎全集』は、彼の没後の昭和41年から刊行されました。彼の作品の中から本人としてはボツで省かれた作品も収録されています。(ちなみに本人の中ではボツであったとは言いましても、読んでみますと楽しめる作品となっている印象です。)

谷崎潤一郎全集 愛読愛蔵版 全30巻揃
三度目に刊行された全集が決定版とも名高い<愛蔵愛読版・全30巻揃>となっております。昭和56年から昭和58年まで刊行され、彼の文学を研究するならこのシリーズが参照されるほどでした。(この”愛蔵愛読版”も買取は可能でございます)


そして満を持して発行されたシリーズが、この「決定版」の全26巻揃となります。

中央公論社『谷崎潤一郎全集』全26巻の背表紙
作品の美しさを際立たせるような装丁も大変魅力的ですが、こちらの全集を購入なさった方は最終巻に収録された彼の晩年の日記帳を目的として購入なさった方が多いように思います。
こうした資料を元に考察をするに当たりましては時代背景、前提知識、訓練が数多く必要なことだと思います。
谷崎ファンの方には一生ものの全集ですね。


今回の事例のように三月兎之杜では全集も買取させて頂いております。当店の全集の買取事例や、買取価格表につきましては全集買取ページよりご覧くださいませ。
※なお今回ご紹介しました谷崎潤一郎全集のように、何度か同じ出版社から全集として刊行されているものもございます。
シリーズによっては巻数や、発行年など詳細な情報も合わせてお教えいただければより正確なお見積り金額をお届可能です。

詳しくは、古書店三月兎之杜の全集買取のページをご覧ください。

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