昭和の週刊誌『アサヒ芸能』をまとめてお譲りいただきました。どうも有難うございました。
『アサヒ芸能』は徳間書店が発行する週刊誌です。記事の内容はゴシップ系、お色気系が中心の男性向け雑誌です。昔は町の中華料理屋のテーブルの下に必ずあったような気がします。
今回買取させていただいたのは、昭和43年(1968年)~昭和50年(1975年)の間のものです。
この間の日本は大きな事件や出来事がたくさんありました。1968年・三億円事件、1970年・よど号ハイジャック事件、日本万国博覧会、1971年・大久保清事件、1972年・あさま山荘事件、1973年・ロッキード事件などなど。世の中の景気は1966年頃から続くいざなぎ景気で好況であり、「エコノミックアニマル」といわれたがむしゃらに働く日本人が海外から揶揄されたりもしました。
『アサヒ芸能』だけが特にお色気路線というわけでもなく、1968年に創刊された『少年ジャンプ』の永井豪『ハレンチ学園』が子供たちに人気で、スカートめくりが流行していたり、1969年には『コント55号の裏番組をぶっとばせ!』の中の野球拳のコーナーでは負けると服を脱いでいくというルールがあったり、1970年の『週刊少年マガジン』で連載の谷岡ヤスジ作『ヤスジのメッタメタガキ道講座』の中ではかなり過激な表現があって「鼻血ブー!」が決め言葉だったり、1972年には上村一夫の劇画『同棲時代』が人気となり、翌年の映画化の際は主演の由美かおるのヌードが話題になり、1973年のTBSテレビドリフターズの『8時だよ!全員集合』の中では加藤茶が「ちょっとだけよ」「あんたも好きねえ」と言ってストリップをやったりと、かなり自由でおおらかな時代だったのです。
『アサヒ芸能』はゴシップ系、噂ばなし系が多いので、その内容の信憑性という意味ではかなり怪しいのですが、50年も昔のものがこれだけ揃うとそれはそれで貴重な資料となっているわけで、ついつい中を読んでしまいます。
詳しくは、古書店三月兎之杜の雑誌買取のページを是非ご覧ください。
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