買取御礼|書道『原色法帖選』(「聴氷閣墨宝」の巻)

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二玄社の書道のお手本帖『原色法帖選』(聴氷閣墨宝の巻揃)をお譲り頂きました。どうも有難うございました。

こちらのシリーズは、幻になっている様々なコレクションを収めた書道の手本書になります。高い印刷技術で本物さながらの再現度となっており、掲載された作品の手触りまで伝わってきそうです。

背表紙

さて、そもそもこの「聴氷閣」とは何かといいますと、読みは「ていひょうかく」と言いまして、あの4大財閥の一つ三井財閥の人間、三井高堅が関係しています。彼は美術品の収集家としても名高く、書の収集で有名でした。特に中国の拓本の収集で知られ、中国の戦国から唐の時代にかけての碑からとった碑帖を中心に集めていたようです、その彼の集めていたコレクションを彼の号からとって「聴氷閣本」と呼ばれ、世界的に非常に有名なコレクションとなっています。今回の『原色法帖選/聴氷閣墨宝』とはそのコレクションの中からの掲載という事ですね。

中身

中身 2

という訳で中身ですが実物を載せたものとそれの解説書の二組となっています。実物が載っているお手本帖の方は経本や御朱印帖のように蛇腹状になる形です。非常に鮮明に写っていますのでかなり見やすいです。写真は楷書の模範とよく言われる『九成宮醴泉銘』です。避暑に訪れたら、宮殿の傍らに甘い水の泉が湧き出たことを記念して建立されたそうです。余りにも楷書の理想形として完璧すぎた為、拓本を求める人間が殺到し、碑面摩滅で大変なことになってしまったという話も。

中身3

解説書の方では歴史的意味が丁寧に書かれています。二玄社の他のお手本帖もそうですが解説があまりにもしっかりあるのでついついこちらを読み耽ってしまうことが……。こういった作品の解説にも手を抜かない姿勢が二玄社が信頼されている理由の一つでしょうね。後半には読み下し文も載っていますので作品理解の一助になるのではないでしょうか。

今回このような珍しいものをお譲りいただいてありがとうございました。


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