『新釈漢文大系』全121巻完全揃/買取入荷のご案内

『新釈漢文大系』(全121巻揃/明治書院)が全巻揃いで入荷致しましたのでご紹介いたします。(前回の『新釈漢文大系』のご紹介記事はこちらになります。)

新釈漢文大系全巻

 高等学校の教科書を出版している事でも知られている老舗出版社明治書院から、つい最近に完結となりました『新釈漢文大系』の全121巻揃いとなります。全巻揃いというのは大変珍しい貴重なものとなります。(実際は120冊をお譲り頂きましたので、最後の121冊目は弊店で新本を補充しました)。
 足掛け58年という大変長い期間刊行し続けました1大シリーズ。中国の古典を全て網羅したその熱意と根性には尊敬しかありません。最終巻発行記念に公式サイトの方では、NHKにてアニメ化もされました中国古典の『史記』を基にした大ヒット作品『キングダム』の作者、原 泰久さんからのコメントも掲載されております。

 さてこの『新釈漢文大系』、「漢文」という言葉に拒否反応が出てしまう方もいらっしゃるかもしれません。しかし、こちらは作品の訳だけでなく、その作品の成立の背景から丁寧に解説を載せてくれていますし、本文も大変見やすい段組みがなされています。自分も高校時代に1冊もっておけば漢文をもっと好きになっていただろうと思います。

大戴礼記表紙

中身

 例えば、こちらは周末、秦、漢の礼の制度、礼家の説を集めました『大戴礼記』の巻になります。本来は85編を収録していたらしいのですが残念ながら現存しているのは40編だけらしく、それらが載っています。題意から丁寧に解説されています。これは孔子が説いた礼についての一節ですね。余白も多く文字による圧迫感もない大変疲れ難い配慮のなされたレイアウトになっています。礼とは防波堤のように先んじて対処をしているもので、一度古い礼を蔑ろにしてしまうと滅びの道に通じてしまうという事を、具体的な礼の内容を出しながら例えも交えて述べています。今でも古い風習などを一新を推し進めすぎて大事なところを無くして、おかしくなってしまうという事は多々ある事で現代にも通ずることではないでしょうか。

孔子家

孔子家語中身

 そしてそして、「子曰く」という単語で度々色々な作品に登場する孔子、彼の関連する作品で恐らく一番有名な作品『論語』から漏れてしまった孔子一門の説話を集めました『孔子家語』の巻、こちらは解説にてこの作品の信憑性について細かく触れています。こういった丁寧な作品解説があると理解が深まりますね。

最終巻

最終巻中身

 ちなみに『論語』で始まった『新釈漢文大系』の最終巻である120巻目(1冊は別巻)の内容はと言いますと、上記にもありますが『キングダム』の元になった『史記』の最終巻となっています。なんと最後には人名地名語句で引くことのできる列伝索引まで完備と至れり尽くせりの内容となっております。

中国古典の全てが手に入る明治書院『新釈漢文大系』全巻揃のご紹介でした。


今回のような専門書を三月兎之杜では積極的に行っております。
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