『茶道名器鑑』全6巻揃を宅配買い取りにて、お売り頂きました。

『茶道名器鑑』 全6巻揃 求龍堂  限定1000部 を、宅配買い取りにてお売り頂きました。

茶道名器鑑

茶道と言えば、日本伝統の芸道ですね。そんな茶道の中でも「〇〇千家」という言葉を皆さんよく耳にするのではないでしょうか。
今回はそんな「表千家」「裏千家」「武者小路千家」の「三千家」ついて、少しお話をしていこうと思います。

茶道名器鑑

表千家(おもてせんけ)」
千利休の孫、千宗旦の三男「江岑宗左」が継いだ千家流茶道の本家です。千家の本流なので、古くからの作法を忠実に守ってきた流派。使う道具や仕草は裏千家と比べると質素で華やかさはありません。

裏千家(うらせんけ)
千利休の孫、千宗旦の四男「仙叟宗室」が継いだ茶道諸流派中最大の流派です。茶道が廃れかかっていた明治時代や戦後に積極的に茶道の普及活動をし、学校教育に取り入れられたりした為、今では学校などの茶道クラブは裏千家の作法を採用している所が多いようです。

武者小路千家(むしゃこうじせんけ)
千利休の孫、千宗旦の次男「一翁宗守」が継いだ分家です(裏千家も分家)。京都の武者小路通りにあり、ここから名の由来がきています。特徴としては、合理的な動きがよく挙げられていて、この流派の茶室は何回も消失をし、また建て直しを繰り返していました。

茶道名器鑑

表千家」「裏千家」「武者小路千家での作法が違うポイントとしては、お客様をおもてなしする亭主や半東(亭主を補佐して茶事を手伝う方のこと)が腰に身につける袱紗が「裏千家」では男性が紫色・女性は赤色。「表千家」「武者小路千家」では、男性は紫色・女性は朱色です。また、お抹茶が薄味の場合、よく泡立っているお抹茶の「裏千家」に対し、「表千家」「武者小路千家」は、あまり泡をたてないお抹茶なのです。このように少し作法やお抹茶のたてかたが違う所が他にもあります。

茶道名器鑑

作法が難しそうだったり、敷居が高いイメージが茶道にはありますが、今お抹茶ブームがきていることもあり、茶道教室などに申し込みが増えているようです。それぞれのしきたりや、作法の違いなどよりも、日本人としてのわびさびの心を持ち、気軽に茶道をはじめる方が多くなってきているのですね。

茶道名器鑑

古書店三月兎之杜では、今回の茶道名器鑑のような文化・教養・趣味のご本も買い取りをさせて頂いております。以前は、高麗茶碗 全5巻揃 中央公論社を宅配買い取りさせて頂きました。

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