『勝海舟全集』( 全23巻揃い/勁草書房) を宅配にて栃木県日光市より買取させていただきました。
勝海舟は、格好良いですよね。歴史の授業でも名前が出て来るの一般の方にも認識されていますが、本当に歴史が好きでないと、ただの幕末の時代に活躍した人物で終わってしまいます。何をした人かは歴史の授業で、小学校・中学校・高等学校と聞かされてきたかと思いますので割愛させていただきますが、一言で勝海舟の魅力を言わせていただきますと”行動力”だと思います。
なんで大河ドラマ化されないのかな・・・と思い、検索してみると、40年以上前に大河ドラマ化されているのですね。現代版でもう一度、大河ドラマで見てみたいものです。
勝海舟が少年だった当時、蘭学が未知の学問だと言われていたのにもかかわらず、剣術・禅について学んだ傍ら、蘭学についても勉強したそうです。この時、佐久間象山の師事を受けておりました。
そんなときにやってきたのが、黒船。黒船から土地を守るために幕府は海防に関する意見書を大名から町人に至るすべての人民に募集しました。勝海舟も意見書を出し、これが大久保一翁の目に止まり、勝海舟が幕末の舞台に躍り出ることになりました。
勝海舟はこの後、島津斉淋の知遇を得て、頭脳と才能をさらに開花させていただきました。
大久保一翁・佐久間象山・島津斉淋、この3人は、当時の優秀な海外通であり、この3人と出会わなければ、勝海舟自身も自分の才能を見出すことはなかったでしょうね。
人との出会いがもたらす影響は大きいと思います。
勝海舟が、蘭学の勉強をしていたのは当時の流行だったからではないと自分は思います。勝海舟が蘭学を勉強していたときは、黒船が来るなんて分かっているはずはありませんからね。
しかし、勝海舟が蘭学に興味を持っていなかったら、佐久間象山に出会うことはありませんでしたし、その後も大久保一翁や島津斉淋とも出会っていなかったでしょうね。
勝海舟から学んだことは多々ありますが、その中でも自分が魅力として挙げさせていただきました、”行動力”。
蘭学が当時、未知の学問だと言われ「やっても無駄だ。」と周囲の人間に言われても、まずやってみる。行動に起こす。
「意見書を出してくれ!」と、幕府が言うなら周りに何を思われようが出してみる。
実に、勝海舟の生き様は、行動に溢れていたと思います。
勝海舟の生き方に、『自分の生き方に誇りを持ち、人を区別しない。」というものがありますが、一番見習うべきは行動力よりも、こっちかもしれません。
他人の揶揄に耳を貸さず、他人の意見は聞き入れ、正しいと思うことを淡々と説く。
これは、なかなかできませんね。
万人に平等に接するとうことは本当に難しいことですし、チャンスがあれば行動するということも面倒臭がってやらない人が多いでしょう。
しかし、行動を起こさないことには何も失敗も成功もありませんからね。
今回、勝海舟について色々と勉強しなおさせていただきましたが、生きるモチベーションが上がってきました。
みなさんも、好きな偉人の生き方について調べてみて、自分の励みにしてみてはいかがでしょうか。
そういえば、勝海舟で思い出したのですが、勝海舟といえば”小栗上野介”こと、”小栗忠順”ですが、この人は歴史の教科書にも出てこないくらいマイナーな方なので、次回また『勝海舟全集』の買取がありましたら、今度は”小栗上野介”について書かせてもらおうと思います。
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