『柔道講座』( 全5巻 白水社)をお売りいただきました。

兵庫県神戸市より、『柔道講座』( 全5巻 白水社)をお売りいただきました。

昭和30年発行のかなり古いものでしたが、内容は、講道館柔道の創始者である嘉納治五郎の次男であり、講道館の三代目館長の嘉納履正や、岡野清豪・猿丸吉左衛門・鈴木醇・井原宇三郎・下村海南・小川長治郎・鈴木潔治・松本芳三・川村禎三・三船久蔵などが執筆に携わっている貴重なものでした。



柔道に限らず武道や格闘技を始める人の動機は様々だと思います。例えば、護身の為に始めた・強くなって悪に勝つ力を身に付けたい・試合を観て刺激を受け自分も闘ってみたい・身体が丈夫になるために始めたなど色々あると思います。
武道だからといって、徳を高める始めたなどといった完成された人間はそうはいないと思います。調べてみたところ、講道館柔道の創始者である嘉納治五郎も柔道を始めたきっかけは同じようなもので、17歳の頃、身体が弱く人と争ったらとにかく負けるので、なんとかして強くなりたいという単純な理由だったそうです。
しかし、いざ柔道をやってみると精神や肉体の鍛錬のために非常に有益であることを知り、講道館柔道を設立することを志したそうです。こういった偉大な人でも、最初の理由・きっかけがこのような一般的なものだと、自分にも何かできるのではないかと励みになりますね。

 

こちらのご本は、内容は古いかもしれませんが、それでも当時の情報が全て詰め込まれていて大変内容が濃いものになっていました。
ただ、柔道の技を坦々と書いているのではなく、写真や挿絵を織り交ぜわかりやすく解説されていました。

 

年代が古いため情報も古いから売れないのではなく、著者やその当時にしか記載されていない情報があったりしますと、それは貴重なご本となりますので、ご自宅にこのようなご本があり気になりましたら、一度弊社にご連絡ください。

 

出張買取・宅配買取のご相談は、古書店三月兎之杜の古本買取のページを是非ご覧下さい。
フリーダイヤル:0120-996-504(10-20時/年中無休)でもお受けしております。

よろしければシェアお願いします