
ただいま古書店三月兎之杜では、アシェットやデアゴスティーニの分冊百科(パートワーク)の買取を強化しております! 今回ご紹介するのは、アシェットが2024年9月より展開した『ラビット スーパーフローS601をつくる』シリーズ全50号です。毎週リリースされる冊子とその付属パーツを集めることで、1/8スケールのスクーターを組み上げるビルドアップタイプのパートワークです。
2022年12月スタートの、富士重工業製『スバル360をつくる』の延長ですが、独立したシリーズですのでラビットスクーターのみで完結します。
ラビットスクーターの歴史
モチーフとなったラビット スーパーフローS601は、終戦直後の1946年から富士重工業(現:スバル)が開発・販売をスタートさせたラビットスクーターシリーズの1モデルです。第二次世界大戦中は中島飛行機として各種航空機の開発に携わっていた富士重工業(当時は富士産業)は、軍需産業から平和産業へと転身するにあたりスクーターの開発に着手。アメリカ製のパウエル式スクーターを参考として、日本の道路事情などにあわせて開発されました。その試作モデルには大戦中の爆撃機「銀河」の車輪が流用されていたといわれています。
最初の量産モデル・ラビットS-1は1947年2月発売。135cc空冷4ストローク単気筒エンジンを搭載し価格は9,000円、ボディは航空機にも使われていたジェラルミン製でした。その後モデルチェンジを重ね、排気量の異なる各種バリエーションを展開していきます。
ラビットスーパーフロー S-601は1959年の発売。199ccの大排気量モデルですが、このクラス初の2ストロークエンジンを採用。モデル名の「スーパーフロー」はトルクコンバーターを使用した無段変速機の名称で、ほかにも新設計の片持ユニットスイングを搭載するなど外観以外を完全一新。その先端技術とハイパワーで大ヒットとなりました。
とはいえ当時のスクーターの外装は鉄製で車重も168kgと重く、現在の基準からするとマイルドな乗り味ですが。ラビットシリーズは1960年代に入って硬質ポリエチレンのボディ外装を実現していきますが、ホンダ重工業が開発したスーパーカブなどに押され1968年に生産を終了します。
アシェット ラビット スーパーフローS601
アシェットではS-601を1/8で再現。これはスバル360とも同スケールで、両者を並べて楽しむことが可能です。鉄ボディの外装をダイキャストで再現することで、実車の重量感までも再現。エンジンやサスペンションなど各部を精巧なパーツで再現し、シートや荷台、エンジンカバーも開閉可能です。
ウインカーや各種灯火の点滅・点灯やエンジン・ホーン音などのサウンドギミックは専用のディスプレイベースのコントローラーから操作します。
古書店三月兎之杜ではアシェット『ラビットスーパーフローS601をつくる』の買取をお待ちしております。
全巻揃いは未組立。組立済を問わず査定額がアップしますが、前半だけ、後半だけ、あるいは欠号ありでも大歓迎です。公式サイトでバックナンバーの購入は可能ですが、記事執筆時点(2025年12月)ですでに欠号がある状態です。
地域や量によって異なりますが、買取金額3万円以上を目安としてご自宅まで伺う出張買取も対応しております。例えばパートワークものに限らず、ご自宅の書籍や雑誌などもあわせてご依頼が可能です。
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