2010年から2013年にかけての写真週刊誌『FLASH』のバックナンバー48冊をお譲りいただきました、ありいがとうございます。
『FLASH』を発行する光文社は講談社を中心とした音羽グループに属する出版社です。本社も同じ音羽で、道路を挟んだはす向かいです。1981年、新潮社から『FOCUS(フォーカス)』が創刊され、写真週刊誌というジャンルを確立します。1985年に創刊した講談社の『FRIDAY(フライデー)』に続き、1986年に『FLASH』を創刊。「スリーエフ」と呼ばれた時代もありました。

もともと『FRIDAY』同様にグラビア部分も力を入れていましたが、2006年の創刊20周年からは独自のミスコンテスト「ミスFLASH」を主催。受賞者を本誌グラビアで起用するなどのコースを確立させています。『FRIDAY』の記事でも触れましたが、こうした写真週刊誌のグラビアパートが、新人女性タレントの登竜門となるケースが多くなります。
現在人気となったタレントの初々しいデビュー間もない時代のグラビアを目当てに、本誌や『フライデー』のバックナンバーには一定の人気があるわけです。

正直なところ昭和の「スリーエフ」時代を知る者としては隔世の感がありますね。海外の事件ですが1997年には、ダイアナ妃の乗った車がパパラッチのストーキングから逃れるために事故を起こす悲劇があり、世界的にゴシップ誌が批判にさらされた時期もありました。結果国内の写真週刊誌も世間的な支持を失い、『FOCUS』は2001年に休刊します。『FRIDAY』『FLASH』の方針転換も、こうした影響もあったのではないでしょうか。
現在の『FLASH』は「脱・写真週刊誌宣言」をうたい、記事のスクープ性よりもビジュアル記事をコアとした男性向け週刊誌というポジションとなっています。実際のところ何号かに一回はグラビアアイドルの動画を収録したDVDが付録となるなど、グラビア志向を強化しているようです。
古書店三月兎之杜では『FLASH』『FRIDAY』など、音羽グループの写真週刊誌のバックナンバーを買取いたします!
創刊から2024年分まで、50冊以上であれば欠号や飛び飛びなどでも構いません。もちろん他の専門誌に「そういえば昔の『FLASH』もあったな」とあわせていただければ、少数でもお受けできる場合もございます。まずはお気軽にご連絡ください!
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