写真週刊誌買取事例|講談社『フライデー』バックナンバー2015年(平成27年)発行分48冊

フライデー015年分 トップ画像

講談社の写真週刊誌『フライデー』2015年分48冊をお譲りいただきました。ありがとうございます。記事執筆時が2025年9月ですので、ちょうど10年前ですね。表紙やグラビア画像のピックアップを見ていただいても判る通り、現在活躍するアイドルたちのまだ初々しい時期の写真が掲載されています。

1984年に創刊された『フライデー』は、先行した『フォーカス』(1981-2001:新潮社に次ぐ写真週刊誌でした。当初は芸術性の高い写真雑誌的なポジションを目指しましたが部数は伸びず、『フォーカス』同様のゴシップ系写真雑誌へと方向転換します。やがてほかにも大手雑誌社が写真週刊誌を創刊させ、競合誌同士のスクープ合戦が過熱していきます。

磯山さやか

その強引な取材方法や時にはプライバシーや人権などを軽視した記事など、当時から『フライデー』をはじめとする各写真週刊誌に対する世間の反感はけっして小さくありませんでした。そしてついに1986年にビートたけしとたけし軍団によるフライデー編集部襲撃事件が起こるにあたって、批難の声が一斉に吹き上がります。競合誌のうち『TOUCH』(1986~1989:小学館)『Emma』(1985~1987:文藝春秋)は、同事件後まもなく休刊となりました。

篠崎愛

一方で「写真」というかたちで切り取られた各時代の風景や世俗の事情など、当時を振り返る資料としても貴重なものとなりつつあります。『フライデー』は伝統的にグラビアページの比率が高く、後に大物となったタレントのデビュー間もないころの写真を「後から」追うのに適しています。

川村ゆきえ

現代はスクープやグラビアのメディアが動画に移っていますが、実はウェブサイトで見ることのできる映像付きニュースなどは、短い期間で更新されています。たとえ動画やページごと保存しても、手元で記事内容を変更できるため、根拠や信頼性のないデータになってしまうんですね。

その点印刷物として更新不能な状態で保存される紙媒体は、資料として一定の信頼性を維持しています(たまに間違ったデータがそのまま残されたりもしますが)。過去の記事もそうですが、今現在普通に出回っている記事が、数年後、数十年後の資料として注目される可能性もあるわけです。

フライデー 2015年分 号数

古書店三月兎之杜では『フライデー』バックナンバーの買取をお待ちしております。買取については創刊当時から2024年分まで大歓迎です。

ただし写真週刊誌については『フライデー』『フラッシュ』のみで、一度に50冊以上とさせていただきます(連続である必要はありません)。

写真週刊誌に限らず昔の雑誌や学術書などございましたら、あわせてお譲りください。大量買取の場合はご自宅までうかがう出張買取も対応しております。まずはお気軽にご連絡ください。

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