毎週発行される冊子と付属のパーツを組み立てることで大型キットを完成させる分冊百科(パートワーク)シリーズ。今回ご紹介する古書店三月兎之杜買取強化アイテムは、1970年代のラリーシーンを駆け抜けたこの車!
ランチア・ストラトスHFとは
「成層圏」の名前と、高品質にしてドライバーに忠実という意味の「Hig-Fidelity」の名を頂くランチア・ストラトス。1970年にベルトーネが発表したMRのショーカー「ストラトスHFゼロ」をベースに、ラリー競技車のベース市販車として量産されることを前提として開発されました。ミッドシップレイアウトによる短い全長は高いボディ剛性を実現しました。現在の軽自動車(長い車種で2500mm)より短いホイールベース(2180m)は、直視何帝政と引き換えに、高い回頭性を実現させています。
ストラトスは1972年ツール・ド・コルスのプロトタイプクラスに試験的に参戦。オイルショックの影響でラリー自体が一部開催が自粛されるも、73年スペインのファイアストーンで初優勝を遂げます
WRCでは74年に市販モデルとしてのホモロゲーションを取得し、ラリー・サンレモにて初勝利。わずか4戦でこの年のメイクス・タイトルを獲得し、翌年からは他チームは打倒ストラトス態勢で臨むようになります。しかし舗装路・ダートともに他車を寄せ付けず、結果76年まで3年連続のマニファクチャラーズタイトルをランチアにもたらしています。
アシェット1/8 ランチア・ストラトスHF
アシェットのストラトスは、1976年のラリー・モンテカルロを制した仕様を再現。ラリー・モンテカルロは1911年より開催される世界三大レースに匹敵する格式を持つレースでもあります。そしてストラトスHFは75、76、77そして79年に優勝車となっています。いわばこの時期はストラトスの絶頂期といえるでしょう。
全長46.4cmの1/8スケール。ヘッドライトやライトポッドはLEDで発光、カバーの着脱も可能。また、メーターパネルも点灯可能となっています。
フェラーリ・ディーノと共用されたV型6気筒エンジンも再現。各ライト類の点灯・消灯や、イグニッション音やエンジン音、クラクションの再生などは専用コントローラーによって操作できます。
毎号の冊子ではストラトスHFのメカニズムや開発エピソードを収録。1970年代のGTカーやレーシングカーや歴代ランチアマシンなどの資料も満載。さらにラリー史を彩る名車やドライバーたち、名勝負の歴史なども掲載されています。
三月兎之杜ではアシェットの買取が得意です。「週刊ランチア・ストラトスをつくる」は2023年2月のスタート。記事執筆時(2024年6月)は完結しておりませんが、分冊百科ものは中途までや欠号あり、また、キット作りかけ、などの場合でも買取させていただきます。まずはご連絡ください!