エロ本・アダルト雑誌買取事例『GRACE/グレース』(若生出版)1992年~1993年16冊

GRACE』(若生出版)1992年~1993年16冊 トップ写真

昭和63年(1988年)に創刊した若生出版の男性向け雑誌『GRACE』のNo.40番台からNo.62まで、飛び飛びとなりますが16冊をお譲りいただきました、ありがとうございます!!
ちなみに2007年に世界文化社から創刊された女性向け雑誌『GRACE』とは無関係です。若生出版の『GRACE』がいつ休刊になったのか調査中ですが、2005年までは発売されています。入れ違いとはいえわずか2年ほどでジャンルも対象となる性別も異なる雑誌を創刊するのは驚きですね。

さて、こちらの男性向け『GRACE』は創刊当初はランジェリーに焦点をあて、ランジェリーを着用したAV女優やヌードモデルのグラビアがメインとなっていました。記事内容なども創刊2号ではAV女優に対して「初めて買った下着は?」「初体験の時の下着は?」といったアンケートを実施しています。そういった点では以前紹介しました『下着ファッション』をはじめとする光彩書房の下着モノを後追いしつつ、様々なアプローチを試みた痕跡があります。

本誌創刊当初の昭和末期は、ヘアヌードが未解禁の時期でした。いわば夜明け前ともいえるタイミングで、男性向け写真誌はあの手この手でより刺激的な写真を掲載することを目指しました。今振り返ってみるとランジェリー写真というアプローチもそうした中の一つで、創刊当初の頃は下着着用ゆえのきわどいポーズの写真が確認できます。

一方、お譲りいいただきました1992年から1993年にかけてはすでにヘアヌード写真が解禁された時期です。この頃の『GRACE』はNo.62の表紙にもあります通り、グラビア撮影時にモデルが着用したランジェリーのプレゼントを前面に押し出しています。

さらに本誌はこのNo.62の直後、1994年に入った頃から素人ナンパや投稿写真を掲載する方向へと舵を切ります。1994年1月号の表紙では「お勧め有料下着店ガイド」「脱ぎたてランジェリーギフト」ほか従来通りのランジェリー企画と「That’sナンパ探検隊」「投稿写真」などが並び立った状態が確認できます。なお、「That’sナンパ探検隊」のロゴは雑誌タイトルよりも大きく掲載された状態でした。95年に一旦ナンパ写真、投稿写真のロゴはひっこめられるのですが、その時点でランジェリーへのこだわりもなくなっています。そしてすぐに素人・投稿系を統合した「素人さんの全裸大盛り」のロゴが復活。以後はほぼ素人ナンパ&H写真の掲載誌となりました。

実際90年代後半は各種規制の影響もあって多くの男性向け雑誌が休刊などする中、読者自らが発信者となれる素人投稿写真モノの人気は根強く、その老舗『ニャン2倶楽部』(一度休刊するも出版社を変え、『新生ニャン2倶楽部』として継続)は現在でも生き残っていますし、『アップル写真館』『別冊投稿キング』も2020年代までがんばっていました。


昭和の頃から様々な生き残り戦略を見せてきたエロ本業界。もちろん雑誌側の方針がブレているわけではなく、それぞれの時代の性的嗜好の変遷を反映させた結果でもあります。古書店三月兎之杜ではエロ本・アダルト雑誌の買取お待ちしております! 時代を映す鏡としてのエロ本をお待ちしております!!

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