東京都世田谷区のお客様より、「週刊少年ジャンプ」昭和48年下半期頃に発売された18冊を買取させていただきました。すでに発売から半世紀以上が経過しており、ヴィンテージアイテムとも呼べそうなコレクションの数々です。貴重な古書をありがとうございます。
お品物の状態・ご評価のポイント
事前見積でご連絡いただいたとおり、全体的にスレ、キズ、汚れ、ヤケ、シミ、ヨレ、反り、折れ、角スレがみられました。
これだけの年代ものですので、いずれの号にもスレや傷、シミなどが確認できます。ただしこうした汚れは経年により当然つくものと考えています。
極端な破損やページの欠落などは減額事由として考慮いたしますが、多少の汚れは気にしないでください。むしろ連載作品の人気などが買取価格には影響します。
1973年の週刊少年ジャンプ
同誌にとっての1973年といえば、創刊から5年、週刊化からはまだ4年しか経っていません。しかし70年から連載されていた『ど根性ガエル』や71年連載開始の『荒野の少年イサム』テレビアニメ放映中でした。アニメが主導だった『マジンガーZ』はこの年の35号で連載終了しますが、その後も1年間にわたって放送は続きます。
そして25号から連載を開始した『はだしのゲン』は、作者である中沢啓治の自伝的作品です。掲載誌を変えながらも戦後の混乱期を経て成長するゲンの姿が描かれました。
連載期間は1年半ほどで集英社から単行本が発売されなかったなど、「週刊少年ジャンプ作品」という印象は少ないかもしれません。
しかし本作の原型となった読み切り作品『おれは見た』は1972年10月の「別冊月刊少年ジャンプ」に掲載されており、その作品を見て当時の週刊少年ジャンプ編集長が戦争の悲劇を伝える重要性を判断したことが連載の契機となっています。
やはり「ジャンプ」がなければ『はだしのゲン』は漫画史に残る作品とはならなかったでしょう。
その他人気作品

ちなみに25号の目次をもとにその他の同期作品も少しご紹介します。
『トイレット博士』は70年から77年まで連載されたジャンプ初期の超長期連載作品。1973年ですとタイトルになっている連載初期の主人公・トイレット博士の出番がめっきり減少し、一朗太やスナミ先生が話の中心となっていきます。私が「週刊少年ジャンプ」を読むようになったのは70年代後半ですので、ブームとなったメタクソ団も結成済でした。もはやトイレット博士の出番はなく「トイレット博士はいつ出てくるの?」と思っていました。













