1990年代少年マンガの買取事例です。今回は、週刊少年ジャンプ 1992年36・37合併号を持込にてお譲りいただきました。古書店三月兎之杜にお任せいただき、ありがとうございます。
合併号と発行部数
92年のお盆前後に出た36・37合併号。表紙では具体的な数字は書かれていませんが、発行部数が新記録を達成した旨が記されています。
1990年代前半はまだインターネットが普及しておらず、ネットメディアの台頭によって紙媒体が消えていくなど誰も想像していなかった時代でした。そんな中『週刊少年ジャンプ』は右肩上がりに部数を伸ばし続けていました。
この時期のジャンプは新年とお盆前後の合併号で部数の伸びを発表するのが通例でした。この3年後1995年に歴代最高の653万部を記録した号も3・4合併号です。しかしその時をピークに部数は減少。1997年には「週刊少年マガジン」に実売部数を抜かれてしまいます。
その原因については諸説ありますが、やはり95年25号の『ドラゴンボール』、96年27号の『スラムダンク』ほか、長期連載作品の終了が相次いだなども一因と言われています。
週刊少年ジャンプ 1992年36・37合併号
さて、話を戻して92年36・37号について。合併号はお盆や正月時期の印刷所や配本の休暇にあわせて、号数を調整する役割を果たします。若干ページ数も増えるようで、今号でもレギュラー連載陣に加えて2本の読み切りマンガを収録。その一つが次原隆二によるノーベル賞受賞者の伝記漫画、そしてもう一本が『ドラゴンボール』の外伝的作品『TRUNKS THE STORYーたった一たったひとりの戦士ー』です。
『TRUNKS THE STORY-たったひとりの戦士-』は、連載中の『ドラゴンボール』本編とは異なる、今でいうと別の世界線の物語です。孫悟空が心臓病で亡くなり、人造人間17号と18号がゲーム感覚で人類を滅ぼしている絶望的な未来世界が描かれます。このエピソードは翌1993年2月にテレビスペシャルとしてアニメ化されました。
そして『ドラゴンボール』本編も第386話を掲載。完全体となったセルとトランクスの対決が巻頭カラーで描かれます。扉ページにある「現在の戦士よ、結集せよ!!!」のアオリは、『TRUNKS THE STORYーたった一たったひとりの戦士ー』との区別のためのようですね。
『TRUNKS~』はジャンプコミックス版だと33巻に収録されていますがモノクロとなっています。カラーで読めるのは本誌収録版のほか、完全版や総集編など高額の単行本になってしまいます。
古書店三月兎之杜では、昭和から平成初期を中心に漫画雑誌の買取をお待ちしております。人気作品の新連載号やカラー掲載号などは、積極的にご評価いたします。まずはお気軽にご連絡ください。
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