仏教学書籍買取事例|『教行信証講義録』全2冊揃+『教行信証科段』9枚 大江淳誠和上/浄土真宗本願寺派 宗学院:編集・刊

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浄土真宗の最大宗派である本願寺派がまとめた仏教書『教行信証講義録』をお譲いただきました。ありがとうございます。本書は浄土真宗の宗祖である親鸞が著した『教行信証』についての講義をまとめた書籍となります。

親鸞と教行信証

教行信証科段 内容1

親鸞(1173~1263)は、鎌倉時代初期の僧侶です。後に浄土宗の宗祖となる法然(1133~1212)を師と仰ぎ、その浄土往生の思想を継承。親鸞本人はあくまで法然の教えをさらに高めていくことを目的とし、自ら開宗するつもりはありませんでした。

しかし親鸞の死後、弟子たちがその教えを基に新たな教団として発展させたのが浄土真宗です。その時にさかのぼって、聖典である『顕浄土真実教行証文類』の草稿が完成した1224年を開宗の年としています。この『顕浄土真実教行証文類』の通称こそが『教行信証』です。

もともと『顕浄土真実教行証文類』は、親鸞の祖である法然が記した『選択本願念仏集』を解説し、その正当性を論証する内容でした。一方で本書から読み取れる親鸞の仏教教義解釈は非常に独特なもので、他の宗派とは大きく異なっていると言われています。それ故に本書が浄土真宗の聖典となり、同宗派を伝える本願寺派からは「御本典」、親鸞の真蹟本を所蔵する真宗大谷派では「御本書」などと呼ばれています。

教行信証講義録

教行信証講義録 ケース

今回お譲りいただきました『教行信証講義録』は、本願寺派の大江淳誠和上(1892~1985)が『教行信証』について解説した講義をまとめたものとなります。編集・出版元となる宗学院は出版社ではなく浄土真宗本願寺派の寺院となります。

教行信証科段 内容2

大江淳誠は福井県丹生郡四ヶ浦町の浄土真宗本願寺派浄信寺に生まれ、1922年に龍谷大学を卒業。1940年に同大文学部教授に就任。1946年に仏教学を指導する位である勧学となり、1949年に西本願寺にて「往生論註」を講じます。そして1963年に講じたのが『教行信証』です。

大江淳誠は講義にあたっては『教行信証』全巻を諳んじ、独特の話術と名調子で受講者の人気も高かったようですね。同和上は本書のほかにも『教行信証講述』『教行証文類と相承の釈義』『教行信証と仏教思想』『教行信證体系』など、『教行信証』およびそのほかの浄土真宗関連書の解説・講義書を多数著わしています。

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