新装復刊 キルケゴール著作集 全21巻をお売り頂きました(白水社/広島県広島市より宅配買取/哲学・思想)

キルケゴール著作集
キルケゴール、正しくはセーレン・オービエ・キェルケゴール
デンマークを代表とする哲学者として有名ですが、彼の生い立ちは私個人的にも非常に興味を抱く内容でした。その内容を簡潔にまとめてご紹介致します。

セーレン・キェルケゴールは裕福な商人の家庭に生まれました。
父ミカエル・ペザーセン・キェルケゴール
母アーネ・セェーヤンスダッター・ルン

父ミカエルは子供の頃貧しい農民としての生活を送っており、自分がこんな生活をしているのは神のせいだと神を呪いました。その後、成長したミカエルは運良くビジネスで成功を収め、その貧しい生活から離れることが出来たのですが、この成功こそが神を呪ったから得られたものなのだと信じ込んでいきます。そしてアーネと結婚し、7人の子どもの内の末っ子としてセーレンも生まれたのですが、ミカエルはどの子供達も34歳までしか生きられないのだと完璧に思い込んでいました。この34歳というのがキリストが磔にされ処された年齢です。

元々熱心なキリスト教の信者であったミカエルなのですが、アーネと結婚する前から子供を授かったせいで、神から罰を与えられ、子ども達は若くして死ぬのだと考えていたとか・・・。神という存在をどう考えていたのでしょうね。思い込み力が凄まじいです。それで無事に子ども達がその歳を過ぎてくれれば、何言ってるの?と言えたのですが、なんとセーレンと長男を除いた7人の内の5人が34歳までに亡くなってしまったのです。この事が思い込みに更なる拍車をかけたという訳ですね。

ちなみに、子供達を含め、自分も34歳までに亡くなると信じ切っていたそうで、自分が34歳を無事に迎えた日には、慌てて生年月日を確認し直したりもしたとか。

と、父ミカエルの話ばかりになってしまいましたが、そんなミカエルの考え方にも強く影響され、哲学者としてのセーレン・キルケゴールが誕生したのかもしれません。このミカエルの話を踏まえた上でセーレンについての話までを聞いて頂きたかったのですが、長くなってしまいそうなので、興味を持たれた方はセーレンについても調べてみて頂ければと思います。

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