週刊少年ジャンプの増刊号23冊をお譲りいただきました。1985年から1996年にかけて○○(季節)Specialとして季刊ペースで発行された46冊のうち、ちょうど半分にあたる冊数となります。昭和終盤から平成初頭の王道マンガ文化史が垣間見えるコレクションです。
お品物の状態・ご評価のポイント
■スレ、ヤケ、シミ、汚れ、破れ、折れ等があります。
■ページの詳細なチェックは行っておりません。書込みや落丁等がある可能性があります。
■付録は欠品しているものがあります。
およそ40年前から30年前にかけての雑誌ですので、背表紙の褪色、カドやページの端にスレなどが発生しています。経年による劣化はつきものですので、著しい汚れや破損、切り取りなどがなければ減額の対象にはなりません。(※ただし一部のコレクター品となっている号は、わずかな折れ等も影響する場合がございます)
少年ジャンプ増刊号とは
1968年の少年ジャンプ創刊翌年から刊行されてきた、本誌内容を補完する構成の別冊雑誌です。69年10月から本誌が週刊化されたことに伴い、増刊号は季刊ペースでの発売となります。
月刊版との違いとしては刊行ペースや先述の特集企画などのほか、ベテラン作家の読み切り作品が多いことがあげられるでしょうか。週刊連載作品が終了したベテラン作家が、次作のプロトタイプ的な読み切りを掲載しています。そして各誌で設けている新人漫画賞入賞作品の発表の場となることが多いのも増刊号です。どうしても新人の作品はクオリティが未熟ですので、特集されるような大作家や人気作品と、いわば抱き合わせで一冊にまとめられていたわけですね。プロトタイプ、新人賞作品ともに、週刊本誌でもたまに掲載されますよね。
増刊号を読み返すと、後に売れっ子となる作者のデビュー作や新人賞受賞作などが収録されていて面白いですよ。検索してみるとデビューはジャンプでしたが他誌で人気となっていたり、ペンネームを変えていて見覚えある絵柄なのに誰だかわからなかったり。また、すごい心に残る絵柄や内容なのに、新人賞のみでその後の活躍を辿れない方などもいて、人生の重みを感じます。
そのほか週刊版の人気作品の描きおろしイラストによるポスターやカレンダーが付属することもあり、コレクター目線で要チェックだったりします。
少年ジャンプ増刊号の歴史
先述の通り1969年に本誌が週刊化されたことに伴い季刊化。誌名やロゴは「少年ジャンプ」のまま、その時々の人気作家、人気作品の特集や総集編、SFや恐竜、本誌の愛読者賞作品まとめなどの特集企画と、新人賞作品が掲載されていきます。
1985年から1996年にかけてはSpring Special、Summer Special、Autumun Special、Winter Specialと、季節の名前を冠した誌名へと変更。96年末以降は「赤マルジャンプ」へと誌名が変わり、本誌が合併号となる年末年始、ゴールデンウィーク、お盆の年三回刊となります。
2010年には「少年ジャンプNEXT!」へと改称。2012年に秋にも発行されるようになり再び季刊化ペースとなります。2014年に隔月刊行となって、誌名も!が一つ追加され「少年ジャンプNEXT!!」へと変更となりました。
2016年7月からは「ジャンプGIGA」となり不定期刊行化、2019年末から三度季刊ペースとなりました。
増刊号と『BASTARD!!』
1988年に週刊連載開始するも89年に中断した『BASTARD!!』が、90年から増刊号での連載となったのは当時驚きました。私は単行本派だったので、連載形式はあまり関係ないのですがそれでも周りで話題になりましたね。確かに当時も今もあの描き込みでは月刊誌どころか季刊でないと無理だよなあ……とは思います。それでもやはり増刊号というのは「気が付くと出ている」感覚ですので(今のようにウェブで告知などもない時代です)、連載されても追いかけられないんですよね。
それでも当然『BASTARD!!』目当てに増刊号を購入するようになった読者も少なくないはずです。そうした読者を対象としたのか、『BASTARD!!』以降、ベテラン勢の増刊号オリジナル連載作品が増えていきました。
その他増刊号掲載作品

桂正和『ZETMAN』は1994年のAutumn Specialに読切作品として収録されました。この時期は週刊版で連載されていた『D・N・A² 〜何処かで失くしたあいつのアイツ〜』が終了したタイミングで、次回作のプロトタイプの意味合いが強かったはずです。ハードな描写などが週刊版には不向きだと判断されましたが、2002年から「ヤングジャンプ」誌上で連載をスタートさせます。
また、後に『ONE PIECE』を連載する尾田栄一郎は、1994年Spring Specialに『一鬼夜行』、Autumn Specialに『MONSTERS』の二本が掲載されています。後者は『ONE PIECE』と世界観が共通で2024年にアニメ化もされていますね。
















