
東京都江戸川区のお客様より、週刊少年ジャンプ1996年27号、『スラムダンク』最終回掲載号をお譲りいただきました。1990年からの連載への終止符、人気絶頂の中で、劇中最大のライバルとの熱戦に決着をつけるタイミングでの熱すぎる最終回は話題になりました。
お品物の状態・ご評価のポイント
約30年前のジャンプとしては破損や汚れなどは少な目な印象なのですが、折り込みの『地獄先生ぬ~べ~』の応募券が切り取られていたのが惜しいポイントでした。
応募券については『スラムダンク』目当ての方には気にならないのですが、逆に『ぬ~べ~』ファンには、こうした単行本に収録されない箇所が重要となってきます。
『ドラゴンボール』と『スラムダンク』
1990年代前半の週刊少年ジャンプを支えた2大人気作品ですね。『ドラゴンボール』は1995年25号に10年半にわたる連載を終了。終盤はやはり敵のインフレーションと戦いに次ぐ戦い、ドラゴンボールの万能性による「最後に勝てばそれまでの負けはチャラ」という緊張感の希薄化、悟飯への世代交代の失敗など、若干ぐだぐだになって終わった印象があります。
その反省からか、ほぼ1年後の『スラムダンク』最終回は、激戦の終結と共にすっぱりと終了しました。もちろん低年齢層向けに常に目新しいバトルが必要だった『ドラゴンボール』と、中高生向けで現代を舞台にした『スラムダンク』では比較に無理のある部分もあるのですが、やはり超がつく人気作の最後として対照的でした。
『スラムダンク』最終回
もちろん最終回の展開などをここでお話するのは野暮ですが、この最終回のトビラの見開きがクライマックスといえるでしょう。入部以来ライバル心むき出しで常にいがみあい、もはやコントのようなお約束にすらなってきた花道と流川。この瞬間、このビジュアルにこそ二人の真の関係が集約されているのではないでしょうか。
ちょっとネタバレになりますが、二人はこの後仲良しになるわけではなく、チームも最後まで勝ち抜けたわけでもなく、花道はある意味努力の代償を支払うことになります。それでも本作の最終回には、「友情・努力・勝利」という少年ジャンプの矜持が込められていたと確信します。
1996年の少年ジャンプ

せっかくですので同期先品をピックアップ。『るろうに剣心』は連載3年目に突入、全255話ですのでもう少しで折り返し地点ですね。

95年末の52号からスタートした『ジョジョの奇妙な冒険』第五部はまだ序盤で、トリッシュとの合流直前のあたりですね。
その他の作品は目次の通り。発行部数は95年の3・4合併号をピークに下降していた時期でした。先述の『ドラゴンボール』そして『スラムダンク』の終了の影響は大きいはずです。
しかしそれ以上に95年という年は、Windows95の発売によるパソコンの普及でエンターテインメントの軸足がネットに移動。出版界にじわじわと影を落としていた時期でもありました。事実、私も96年にMacを購入して以降、仕事も余暇の楽しみ方もネットとPC中心に一変しました。
古書店三月兎之杜では週刊少年ジャンプのバックナンバー、特に昭和から平成初期の号の買取をお待ちしております。人気作品の連載開始号は特に買取価格アップ! もちろん最終回掲載号も大歓迎です。新連載回は特に表紙や巻頭でのカラー掲載が多いので、ファンにとっては単行本だけでは摂取できない栄養分なんですよね。まずはお気軽にご連絡ください!












