岐阜県羽島市よりフランス世紀末文学叢書 全15巻を宅配買取させて頂きました(国書刊行会/月報揃)



世紀末と聞くとこの世の終わりというようなイメージを抱かれている方が多いかと思いますが、本来の意味合い的には、一つの世紀の終わりの時期、その名の通り世紀の末という意味のことを言います。なので、そんなに恐ろしい意味ではないのですが、何故そんなイメージが定着してしまったのか、その大きな影響としては映画や漫画のイメージがそうさせたといいます。

例えば、映画でいうとマッドマックスやターミネーター、漫画でいえば北斗の拳など、いかがでしょう。なんとなくこの世の終わりのような、荒れ果てた世界がイメージできたのではないでしょうか。このようなヒット作から皆さんが見た印象がそのまま社会のイメージとして広まっていったのだと思います。


話が逸れましたがこちらの7巻には、ジャン・ロランの仮面物語集が掲載されております。
ジャン・ロランは仮面を題にした作品を多く手がけておりまして、こちらにもその仮面にまつわった短編集が盛り込まれています。仮面は顔を隠して正体を隠す、昔の怪盗には必須のアイテムでしたね。また嘘の仮面や心に仮面をかぶっているなどの表現もありますし、ジャン・ロランもそのミステリアスな部分に惹かれたのかもしれません。

弊店では、こういった幻想文学に関する専門書の買取も積極的に行っております。もし止むを得ず売却をお考えの方がおりましたら是非一度弊店にご相談ください。次のお求めになられる方へとしっかりお引き継ぎ致します。
 
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