手品(マジック)の本を宅配買取させて頂きました。

前回の「手品の本・レクチャーブックを宅配買い取り」の記事につづき、手品の古本買取のご紹介です。
今回は山梨県のお客様より、「ターベルコース・イン・マジック」の全8巻揃や各種レクチャーノートなど数多くお売り頂きました。
どうも有難うございました。 


お馴染み「ターベルコース・イン・マジック(日本語版)」。
古本として人気の高い書籍です。 


写真は「季刊 不思議1~15号 合本3冊」。1982年の創刊号~1985年の15号までのものを3巻にまとめたものです。
こちらは、マジック関係の本では有名なマジックマガジン社から出版されており、スポンジボールやロープなど、おなじみのものが詳しい手順とともに掲載されています。

 この『季刊 不思議』だけでなく、力書房から1956年~1979年にかけて発行されたプロ向けの奇術雑誌『奇術研究』(今回合本版をお売り頂きました)などの編集に深く関わっている
高木重朗氏は、実はマジシャンとしてはアマチュアだったそうです。とはいえ、高木氏がいなければ日本のマジック界は成熟しなかったであろう人、大功労者なのです。 

1950年代初頭、高木氏は国立国会図書館に勤務するかたわら、海外のマジックを精力的に紹介し、国内で講習をしていました。
マジッククラブの顧問や講師を努め、当時、世界的に見ても、その博学ぶりは他を圧倒していたそうです。
マジシャンとしてはもとより、奇術研究家としての知識も素晴らしい方だったのでしょう。
その事実は、数十年に渡り、高木氏の教える奇術が日本マジック界のスタンダードとなっていたことからも伺えます。 

アマチュアとはいえ、人に教授するのですから、レパートリーも広く、クロースアップマジックからステージまで、何でもこなしていたそうです。
講習でも、自らが興味を持ち、マスターしたマジックや技法を惜しげもなく伝える方だったとか。
高木氏のような方がいたからこそ、質の良い奇術雑誌が発行され、今でも愛されているのですね。

 高木重朗氏 著作の書籍は、いまだにどれも人気の高いものばかりです。
プロ・アマチュア・趣味人問わず、マジックにご興味のある方は必携ですね。
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